あるベンチャーに勤める若手26歳が言った。
「取締役に30歳でいくらほしい?と聞かれて1千万円とザックリ多めにと答えたら、そんなの27歳くらいで余裕だよと言われました。それでこの会社に残ることにしました。」
その若手が残留を決めたのはそれだけが決定打ではないのはわかっているが、社員の70%をレイオフ(選択肢のない事実上解雇)する破綻寸前の経営状況下でこんな会話がされたこと自体、驚愕に値する。他人の決断とはいえ、その取締役とやらの言葉の意味を疑えわざるをえなかった。
イッセンマンエン。
誰もが一度は欲しいと願う基準給与額…・。いったい何を意味するのだろうか。派遣・紹介業から業務アウトソーシング・採用・評価・教育・組織コンサルティングとずっと「人」に関わるビジネスキャリアを積んできた経験から考察してみた。
◆
どこかの雑誌に寄稿された大前研一氏の一言が記憶にこびりついている。
『給料はそのビジネスパーソンの“影の尺度”である』
つまりその人が出来ればできるほど影が大きく長くなる、つまりその人の実力に応じてのみ給料が比例するということを意味しているのだろう。つまり、実力も結果もなくして、高い給料がもらえるわけがないのだ。
そんなことは誰もがわかっている。にも拘らず、その若手のように、頑張ればもらえると勘違いするケースも出てくる。
その勘違いの落とし穴が「業界」という軸である。
絶対給与額は業界よって本当にピンキリである。少なくとも20代やそこらで1000万円の給与が出るのはたぐいまれなる本人の実力以外に、「業界」という制約条件をクリアしたのみである。
エリート官僚や経営者を除外すると、可能性が比較的高いのは外資金融系や大手コンサルティング会社などだろう。つまり、ビジネスモデル的に超高付加価値で高利益率でないと高給はありえないということ。もしくは訪問販売や保険屋などフルコミッション系か、怪しいネットワークビジネスくらいなものだ。
つまり、『20代で1000万円稼ぐのは本人の実力x業界の方程式がなりたった場合のみ、実現する“可能性が高い”』という結論に至るのはそう難しくない。給与額は努力と業界のマッチングの条件的結果論といえる。
◆
ゆえに、いい加減な経営で人員の70%を削減する事態まで陥っても経営陣が1名も入れ替わらないベンチャー企業における給与1000万円という言葉は幻どころか詐欺文句に近いと言えよう。
世間を知らない若手に給与の真意を理解するのは困難かもしれない。可哀そうだが、彼女が彼女なりに出した結論であり、結果は神のみぞ知る。
高給を狙うなというわけでは全くない。むしろ額はともかく、狙うために努力するのは非常に良いことだ。努力なくして成長はなく、成長なくして結果はない。そして結果なくして高給はありえない。とはいえ結果が出ていても高給が約束されるわけではないのも事実。また同時に、高給は責任・リスクそして場合によっては不幸せと背中合わせの関係にあることも同時に考えなければならない。
ゆえに金額そのものを求めるのではなく、自分の人生における幸福な姿を構成するためのほんの一つの尺度としてとらえたほうが良いのかもしれない。
「取締役に30歳でいくらほしい?と聞かれて1千万円とザックリ多めにと答えたら、そんなの27歳くらいで余裕だよと言われました。それでこの会社に残ることにしました。」
その若手が残留を決めたのはそれだけが決定打ではないのはわかっているが、社員の70%をレイオフ(選択肢のない事実上解雇)する破綻寸前の経営状況下でこんな会話がされたこと自体、驚愕に値する。他人の決断とはいえ、その取締役とやらの言葉の意味を疑えわざるをえなかった。
イッセンマンエン。
誰もが一度は欲しいと願う基準給与額…・。いったい何を意味するのだろうか。派遣・紹介業から業務アウトソーシング・採用・評価・教育・組織コンサルティングとずっと「人」に関わるビジネスキャリアを積んできた経験から考察してみた。
◆
どこかの雑誌に寄稿された大前研一氏の一言が記憶にこびりついている。
『給料はそのビジネスパーソンの“影の尺度”である』
つまりその人が出来ればできるほど影が大きく長くなる、つまりその人の実力に応じてのみ給料が比例するということを意味しているのだろう。つまり、実力も結果もなくして、高い給料がもらえるわけがないのだ。
そんなことは誰もがわかっている。にも拘らず、その若手のように、頑張ればもらえると勘違いするケースも出てくる。
その勘違いの落とし穴が「業界」という軸である。
絶対給与額は業界よって本当にピンキリである。少なくとも20代やそこらで1000万円の給与が出るのはたぐいまれなる本人の実力以外に、「業界」という制約条件をクリアしたのみである。
エリート官僚や経営者を除外すると、可能性が比較的高いのは外資金融系や大手コンサルティング会社などだろう。つまり、ビジネスモデル的に超高付加価値で高利益率でないと高給はありえないということ。もしくは訪問販売や保険屋などフルコミッション系か、怪しいネットワークビジネスくらいなものだ。
つまり、『20代で1000万円稼ぐのは本人の実力x業界の方程式がなりたった場合のみ、実現する“可能性が高い”』という結論に至るのはそう難しくない。給与額は努力と業界のマッチングの条件的結果論といえる。
◆
ゆえに、いい加減な経営で人員の70%を削減する事態まで陥っても経営陣が1名も入れ替わらないベンチャー企業における給与1000万円という言葉は幻どころか詐欺文句に近いと言えよう。
世間を知らない若手に給与の真意を理解するのは困難かもしれない。可哀そうだが、彼女が彼女なりに出した結論であり、結果は神のみぞ知る。
高給を狙うなというわけでは全くない。むしろ額はともかく、狙うために努力するのは非常に良いことだ。努力なくして成長はなく、成長なくして結果はない。そして結果なくして高給はありえない。とはいえ結果が出ていても高給が約束されるわけではないのも事実。また同時に、高給は責任・リスクそして場合によっては不幸せと背中合わせの関係にあることも同時に考えなければならない。
ゆえに金額そのものを求めるのではなく、自分の人生における幸福な姿を構成するためのほんの一つの尺度としてとらえたほうが良いのかもしれない。
あっという間に時間が経過する…恐ろしいほどに。
曜日感覚を欠如させながら突っ走っていると、気が付くとアドベンチャーレースが目前に迫っている。
平日のトレーニングは続けているが、慌ててチームミーティングを開き決起会を開いてモチベーションを上げる。年数回の楽しみにしているイベントなのに、こんな状態は良くない…。しかし、前回5月の奥多摩戦の反省からトレーニングを積み、チームムードも順調。
アドベンチャーレース第2戦は福島県の桧枝岐村が舞台。このステージは初めての参加ゆえ、地理感覚もレース特徴も不明。ただ救われたのは、梅雨の合間の快晴と、前回の奥多摩大会で知り合った他のチームメンバーの存在。
◆
初めてのステージにドキドキしながら進んだ今大会、結果は53チーム中12位でフィニッシュ。
★CP1〜3 : ラン
→ロード移動とスキー場頂上までの直登往復の3Dトレラン。回る順は自由、直登は思った以上に体力消耗せず。元気に先頭集団に位置付け成功、14位で通過。
★CP4〜10 : トレイルラン + スタンプラリー + 岩魚掴み
→廃道と化した藪を抜け、幼稚園の庭を抜け(もちろん許可済み)、様々な温泉宿を回ってスタンプをゲットしながら走るというファンコース。次いで岩魚を素手で捕まえてさばくという珍種目。13位で通過。
★CP11〜14 : 藪こぎトレイルラン
標高1000→1500mまで高度差500mアップを尾根伝いに藪を漕ぎながら直登。登山道どころか、ケモノ道すらない山の稜線をひたすら登るが、不覚にも熱中症の初期症状か吐き気を催し、パックを仲間に持ってもらって競技を続ける。得意の下りは元気を取り戻して谷を一気に走り下る。10位までランクアップ。
★CP15〜16 : チームチャレンジ + ラン
歌舞伎の1シーンのセリフを間違いなく暗記して演じる。暑さでフラフラになりながらも一発で通過。9位のチームとほぼ互角。
★CP16〜18 : MTB
斜度はあまりきつくないものの、長い長い延々と続くロードの上り。チームが最も不得意とする種目。女性メンバーが若手メンバーに牽引してもらうが、次第に疲れからダウン。その代り女性が超元気回復するも、入れ替わりで僕が両腿を攣ってしまう。2チームに抜かれて12位にランクダウン。
◆
この大会で何を学んだのか。
前大会では、女性メンバーが意固地になってチームにとってプラスにならない行動からチームの在り方を学んだ。逆に今回は、頼り引っ張り合うことの重要性を学んだ逆転ドラマから気付きを得たといえる。
炎天下の中で長時間自然と戦っていると。怪我や体調不良は予期せず起こる。今回は自分自身といつもパワー系のメンバーの熱中症症状。一方、前回体調不良を起こした女性は最後の最後までめちゃめちゃ元気で戦う気力を失わなかった。
素直にMTBを牽引してもらう。ザックを持ってもらう。年齢や性別に無関係に、好調の者が不調の者を助ける、そして素直に助けを求める。諦めない不屈のハートも大切だが、勝つために必要な最善の方法を意地とは無関係に選択する勇気。
2回の大会を通じて、自チームのベストプラクティスが出来上がったことになるが、本質的にはまさに経営でも同じことが言える。この実体験をどうさらなるコンサルティングの質に転化していくかを考えてみよう。
それが机上の理論だけではない、体験や深層心理を駆使した自社独自の高品質なアウトプットになるのだ。
曜日感覚を欠如させながら突っ走っていると、気が付くとアドベンチャーレースが目前に迫っている。
平日のトレーニングは続けているが、慌ててチームミーティングを開き決起会を開いてモチベーションを上げる。年数回の楽しみにしているイベントなのに、こんな状態は良くない…。しかし、前回5月の奥多摩戦の反省からトレーニングを積み、チームムードも順調。
アドベンチャーレース第2戦は福島県の桧枝岐村が舞台。このステージは初めての参加ゆえ、地理感覚もレース特徴も不明。ただ救われたのは、梅雨の合間の快晴と、前回の奥多摩大会で知り合った他のチームメンバーの存在。
◆
初めてのステージにドキドキしながら進んだ今大会、結果は53チーム中12位でフィニッシュ。
★CP1〜3 : ラン
→ロード移動とスキー場頂上までの直登往復の3Dトレラン。回る順は自由、直登は思った以上に体力消耗せず。元気に先頭集団に位置付け成功、14位で通過。
★CP4〜10 : トレイルラン + スタンプラリー + 岩魚掴み
→廃道と化した藪を抜け、幼稚園の庭を抜け(もちろん許可済み)、様々な温泉宿を回ってスタンプをゲットしながら走るというファンコース。次いで岩魚を素手で捕まえてさばくという珍種目。13位で通過。
★CP11〜14 : 藪こぎトレイルラン
標高1000→1500mまで高度差500mアップを尾根伝いに藪を漕ぎながら直登。登山道どころか、ケモノ道すらない山の稜線をひたすら登るが、不覚にも熱中症の初期症状か吐き気を催し、パックを仲間に持ってもらって競技を続ける。得意の下りは元気を取り戻して谷を一気に走り下る。10位までランクアップ。
★CP15〜16 : チームチャレンジ + ラン
歌舞伎の1シーンのセリフを間違いなく暗記して演じる。暑さでフラフラになりながらも一発で通過。9位のチームとほぼ互角。
★CP16〜18 : MTB
斜度はあまりきつくないものの、長い長い延々と続くロードの上り。チームが最も不得意とする種目。女性メンバーが若手メンバーに牽引してもらうが、次第に疲れからダウン。その代り女性が超元気回復するも、入れ替わりで僕が両腿を攣ってしまう。2チームに抜かれて12位にランクダウン。
◆
この大会で何を学んだのか。
前大会では、女性メンバーが意固地になってチームにとってプラスにならない行動からチームの在り方を学んだ。逆に今回は、頼り引っ張り合うことの重要性を学んだ逆転ドラマから気付きを得たといえる。
炎天下の中で長時間自然と戦っていると。怪我や体調不良は予期せず起こる。今回は自分自身といつもパワー系のメンバーの熱中症症状。一方、前回体調不良を起こした女性は最後の最後までめちゃめちゃ元気で戦う気力を失わなかった。
素直にMTBを牽引してもらう。ザックを持ってもらう。年齢や性別に無関係に、好調の者が不調の者を助ける、そして素直に助けを求める。諦めない不屈のハートも大切だが、勝つために必要な最善の方法を意地とは無関係に選択する勇気。
2回の大会を通じて、自チームのベストプラクティスが出来上がったことになるが、本質的にはまさに経営でも同じことが言える。この実体験をどうさらなるコンサルティングの質に転化していくかを考えてみよう。
それが机上の理論だけではない、体験や深層心理を駆使した自社独自の高品質なアウトプットになるのだ。
ある企業の出来る営業ウーマンが“直感”で引き合わせてくれた「必然の縁」。
同じく人事業界の経営者で業務上は多少かぶるところはあるものの、「同じ匂いがする」ということでまずはお会いしたのが数週間前の都内でクレーンがぶっ倒れた日の夕方。
引き合わせてくれた女性をはさんで両社の会社案内をしつつも、次第に話の脱線が多くなってゆく。盛り上がる二人を尻目に、聞きながら必死で話題についてこようとする僕の部下と営業の女性。
◆
話が脱線するのは方向性さえ間違わなければ、非常に良いことである。もちろん訪問の目的を果たさなければだめだが、脱線こそが初対面時の相互距離感を縮める重要なファクターだ。それは主軸から外れた“共通項”があるからこその脱線だから。
今回は美しいまでに話が逸れる− とはいえ、趣味が同じなわけではない。教育に対する考え方や人生観について話が発展しただけでなく、発する一言一言が、そのままストンと腹に落ちるのだ。相手の言うことがそのまま腹落ちするということは、心から共感しているということ。感じたり考えたりすることが酷似しているということ。
初めはお互い経営者ゆえか?とも思ったが、生き方まで似るのはなかなか稀である。
そして脱線から気が付いた重要な真実… 『志が非常に似ている』ことに。
◆
それから数週間後。お互いの強みを生かした業務提携に話が発展し、共に飲みにも座禅にも共に行くようになるまで関係性が深まる。しかも追い打ちをかけるように、同い年であることも発覚。
一人の営業の女性が直感で引き合わせてくれた『縁』。
本当に不思議なものであると同時に、“引き寄せの法則”が頭をよぎる。ルイトモの原理と同じように、同じ温度やハートを持っていると、こうまでも自然と引きあうものなのか…。
この出会いが、両社にとってどのようなシナジーを生むかは神のみぞ知る。しかし、すでに両者の関係は刻一刻と深まり、有機的なものに展開していくシナリオはすでに進行形になっているのだろう。
今後がわくわくである。
同じく人事業界の経営者で業務上は多少かぶるところはあるものの、「同じ匂いがする」ということでまずはお会いしたのが数週間前の都内でクレーンがぶっ倒れた日の夕方。
引き合わせてくれた女性をはさんで両社の会社案内をしつつも、次第に話の脱線が多くなってゆく。盛り上がる二人を尻目に、聞きながら必死で話題についてこようとする僕の部下と営業の女性。
◆
話が脱線するのは方向性さえ間違わなければ、非常に良いことである。もちろん訪問の目的を果たさなければだめだが、脱線こそが初対面時の相互距離感を縮める重要なファクターだ。それは主軸から外れた“共通項”があるからこその脱線だから。
今回は美しいまでに話が逸れる− とはいえ、趣味が同じなわけではない。教育に対する考え方や人生観について話が発展しただけでなく、発する一言一言が、そのままストンと腹に落ちるのだ。相手の言うことがそのまま腹落ちするということは、心から共感しているということ。感じたり考えたりすることが酷似しているということ。
初めはお互い経営者ゆえか?とも思ったが、生き方まで似るのはなかなか稀である。
そして脱線から気が付いた重要な真実… 『志が非常に似ている』ことに。
◆
それから数週間後。お互いの強みを生かした業務提携に話が発展し、共に飲みにも座禅にも共に行くようになるまで関係性が深まる。しかも追い打ちをかけるように、同い年であることも発覚。
一人の営業の女性が直感で引き合わせてくれた『縁』。
本当に不思議なものであると同時に、“引き寄せの法則”が頭をよぎる。ルイトモの原理と同じように、同じ温度やハートを持っていると、こうまでも自然と引きあうものなのか…。
この出会いが、両社にとってどのようなシナジーを生むかは神のみぞ知る。しかし、すでに両者の関係は刻一刻と深まり、有機的なものに展開していくシナリオはすでに進行形になっているのだろう。
今後がわくわくである。
企業理念を持っている会社は数多くある。
しかし、それを社員が知っている、少なくとも覚えているという会社は少ない。ましてや行動に移せている会社は極めて極めて少ない。
昨今の経済状況からすれば、理念など売上にならないことを唱えても…という経営者の言い分が聞こえてきそうである。しかし売上を上げることは企業存続という中長期視点から捉えると処療法でしかない。実は不況だからこそ社員の心を一つにまとめる中心軸=理念・DNAが必要不可欠。それが本当の問題解決であるのだが、これらを疎かにしがちな企業が多いのは非常に残念に思う。
そんな中でも、理念を軸に徹底的に会社を良くしたいと強い思いを持った経営者をサポートしているが、現在、200年の歴史を持つある企業の組織変革に携わっている。
その社長の衝撃的な言葉に心を打たれた。こんな風に社員に堂々と言える会社が増えたら、日本はもっともっと元気になる!と元気づけられた出来事があった。
◆
長く天候も安定していたGWを返上して経営陣と挑んだ企業理念構築合宿。アウトドアで心を解き放ち、自分自身と会社の将来と向き合い、経営陣全員で魂を込めて一字一句描き出した企業理念−ミッション・ビジョン・バリュー。
それから数週間。
新しく明文化した確固たる軸として社員に発表し、経営陣自らがコミットする決起集会。合宿の写真や動画を取り入れて社員に少しでも理解してもらいたい、共感してもらいたい想いを込めて、毎晩業務終了後に経営陣が集まって寝ずに資料を作り込む。今までバラバラだった経営陣が一枚岩になって取り組むように劇的に変化した結果だった。
発表の日。
そこには丸裸の社長の本音が込められていた。聞いていた何人もの社員が、涙をぬぐった。そして、最後にどこからともなく拍手が沸き起こった。そして社長もうれし涙とともに何度も何度もお礼を言った。
社員への発表は組織変革プロセスの第1段階の一つにすぎないが、理念に魂がこもり、社員の心を震わせた光景は確実な成功への兆候といえる。
経営がうまくいかないことを他責にしがちだが、この企業の経営者違った。自らの失敗を認め、仲間とともに本気で変革に望む姿勢が200年もの歴史を持つ企業を動かし始めたのだ。
◆
僕の心までも動かした、社長の想いを紹介する。
****
社長からの押し付けではない、みんなで創る「ミッション」がほしかった… 「みんなのミッション」が…
でもボーナスもまともに出してあげられない会社の状況に罪悪感を感じ、
焦れば焦るほどに逆にみんなの心が見えなくなってしまった。
焦れば焦るほどに、任せることができなくなってしまった。
焦れば焦るほどに、待ってあげる余裕をなくしていた。
自社に縁あって集まったことの意味。
チームとして助け合うことの意味。
それぞれの人が得意なことも、不得意なことも持っていて
そんなみんなが集まって支え合うことの意味。
心の底から「信じること」を忘れてしまっていた。
一人で答えを探しまわり、やがて疲れ果てていた。
社長らしい社長。
何でも知っている社長。
すべてを解決する社長。
そんな社長を演じることに疲れ果てていた。
そんな社長を演じることから逃げだしたくて仕方なかった…。
でもこうやってTAKと出会い、欲しくて欲しくて仕方がなかったミッション・ビジョン・バリューが出来上がった。
一人では決して創れなかった「みんなのミッション・みんなのビジョン・みんなのバリュー」が出来あがった。
今ここにいる意味を感じて、みんなで助け合おう。
みんなの力を一点に集中したとき、道は必ず開けるのだから。
肩の力を抜いて、裸の心で飛び込もう。この仲間を信じて。
もう怯えることからサヨナラをしよう。僕達は一人ではないのだから。
自分の目の前の人を大切に。
今、この瞬間を誠実に。
この仲間と共にこの船に乗って、人生の冒険を楽しもう。
*****
これからもこんな真直ぐな経営者と組織を心から応援し、高品質なコンサルティングを提供し続ける! −社長と社員の涙を見て心に誓った梅雨入りの日である。
しかし、それを社員が知っている、少なくとも覚えているという会社は少ない。ましてや行動に移せている会社は極めて極めて少ない。
昨今の経済状況からすれば、理念など売上にならないことを唱えても…という経営者の言い分が聞こえてきそうである。しかし売上を上げることは企業存続という中長期視点から捉えると処療法でしかない。実は不況だからこそ社員の心を一つにまとめる中心軸=理念・DNAが必要不可欠。それが本当の問題解決であるのだが、これらを疎かにしがちな企業が多いのは非常に残念に思う。
そんな中でも、理念を軸に徹底的に会社を良くしたいと強い思いを持った経営者をサポートしているが、現在、200年の歴史を持つある企業の組織変革に携わっている。
その社長の衝撃的な言葉に心を打たれた。こんな風に社員に堂々と言える会社が増えたら、日本はもっともっと元気になる!と元気づけられた出来事があった。
◆
長く天候も安定していたGWを返上して経営陣と挑んだ企業理念構築合宿。アウトドアで心を解き放ち、自分自身と会社の将来と向き合い、経営陣全員で魂を込めて一字一句描き出した企業理念−ミッション・ビジョン・バリュー。
それから数週間。
新しく明文化した確固たる軸として社員に発表し、経営陣自らがコミットする決起集会。合宿の写真や動画を取り入れて社員に少しでも理解してもらいたい、共感してもらいたい想いを込めて、毎晩業務終了後に経営陣が集まって寝ずに資料を作り込む。今までバラバラだった経営陣が一枚岩になって取り組むように劇的に変化した結果だった。
発表の日。
そこには丸裸の社長の本音が込められていた。聞いていた何人もの社員が、涙をぬぐった。そして、最後にどこからともなく拍手が沸き起こった。そして社長もうれし涙とともに何度も何度もお礼を言った。
社員への発表は組織変革プロセスの第1段階の一つにすぎないが、理念に魂がこもり、社員の心を震わせた光景は確実な成功への兆候といえる。
経営がうまくいかないことを他責にしがちだが、この企業の経営者違った。自らの失敗を認め、仲間とともに本気で変革に望む姿勢が200年もの歴史を持つ企業を動かし始めたのだ。
◆
僕の心までも動かした、社長の想いを紹介する。
****
社長からの押し付けではない、みんなで創る「ミッション」がほしかった… 「みんなのミッション」が…
でもボーナスもまともに出してあげられない会社の状況に罪悪感を感じ、
焦れば焦るほどに逆にみんなの心が見えなくなってしまった。
焦れば焦るほどに、任せることができなくなってしまった。
焦れば焦るほどに、待ってあげる余裕をなくしていた。
自社に縁あって集まったことの意味。
チームとして助け合うことの意味。
それぞれの人が得意なことも、不得意なことも持っていて
そんなみんなが集まって支え合うことの意味。
心の底から「信じること」を忘れてしまっていた。
一人で答えを探しまわり、やがて疲れ果てていた。
社長らしい社長。
何でも知っている社長。
すべてを解決する社長。
そんな社長を演じることに疲れ果てていた。
そんな社長を演じることから逃げだしたくて仕方なかった…。
でもこうやってTAKと出会い、欲しくて欲しくて仕方がなかったミッション・ビジョン・バリューが出来上がった。
一人では決して創れなかった「みんなのミッション・みんなのビジョン・みんなのバリュー」が出来あがった。
今ここにいる意味を感じて、みんなで助け合おう。
みんなの力を一点に集中したとき、道は必ず開けるのだから。
肩の力を抜いて、裸の心で飛び込もう。この仲間を信じて。
もう怯えることからサヨナラをしよう。僕達は一人ではないのだから。
自分の目の前の人を大切に。
今、この瞬間を誠実に。
この仲間と共にこの船に乗って、人生の冒険を楽しもう。
*****
これからもこんな真直ぐな経営者と組織を心から応援し、高品質なコンサルティングを提供し続ける! −社長と社員の涙を見て心に誓った梅雨入りの日である。
バネが伸びるには、一度縮めなければならない。
人間の成長も同じで、「タメ」がなければ大きく成長しない。その「タメ」とは何か。
それは「痛み」だと思う。
筋肉が大きくなるには、筋トレをして筋繊維をブッ壊して筋肉痛を起こし、そして超回復で筋肉が強く大きくなる。筋肉痛がない運動では筋肉は大きくならない。それと同様で、成長には痛みが伴うものだ。
◆
筋肉痛における痛みの原因は、(いい意味で)過度な運動である。人間のそれは、実際の失敗・他人からFBされて気付くこと・本や講演で気付かされること等、多岐にわたる。その痛みを感じる度合いは人それぞれであるが、それには“心が感じる痛み”と“脳の中の痛み”の2種類があるように思う。
心が感じる痛みとは、感情を伴うもの。つまり、自分の言動を通じて脳みそと心をフル活用して気付く・気付かされるもののこと。そこには自分のリアルな現実に即したものであるから、納得度が高いだけでなくそこからの改善・強化への行動シフトが容易である。
一方、脳が感じる痛みとは、理解を伴うもの。自分の言動に一切依存しない、脳みそ=考えることで気付く・気付かされるもののこと。本を読んだり他人の体験談を聞いて、なるほど…と納得した気になっている智恵である。しかし知恵がすぐに行動に移せるかというと、答えは否。実体験がないものを智恵として活用するのは難しい。
◆
本や講演や学習テープがなどがいい例だ。それら自体が悪いというわけではなく、あくまでも補助的なツールであり、それに頼っていては成長速度は遅々たるものだということ。智恵は重要だが、痛みを伴う自分の言動や経験からの学習事項の方がより重要である。
まず現実+智恵→進歩改善ではないだろうか。
講演や研修や学習教材なんぞで人間変わったら世の中の人間全員パーフェクトになれる(もちろん、変わる人がゼロであるわけではないが)。そういうものに非現実的な大金を払い、額ゆえに大きな効果を期待するのは他力本願極まりない。痛みなく成長しようとする浅はかで非効率で非本質的な方法だ。
実際に自分自身も某A社のA氏による社長研修なるものに出たことがあるが、そのA社を崇拝して何度も何度もその講座を受けている受講経営者は全く魅力がないだけでなく、話を聞くと実際の経営自体もうまくいっていないことに気付く。何度も研修を受けているのになぜ?−まさに他力本願だからだと思う(その研修自体も低レベルで粗悪なシロモノだったが)。他人から教わっているだけ。痛みから逃げているから、いつまでたっても改善・成長しない。それに本人が気づいていない。そんな経営者のもとで働く社員がかわいそうにさえ思う。
自分の言動の是非を気付き気付かされる環境に自ら身を置く勇気を持つこと。良くも悪くも自己を受け入れ、それを糧に成長するのはつらい作業かもしれない。しかし現実はそこにしかない。現実の伴わない学びはまさに「転ばぬ先の知恵」でしかなく、歩けるようになる努力をしない限り杖は意味をなさない。
NO PAIN, NO GAIN. まさにバネをためるということは痛いことなのだ。
人間の成長も同じで、「タメ」がなければ大きく成長しない。その「タメ」とは何か。
それは「痛み」だと思う。
筋肉が大きくなるには、筋トレをして筋繊維をブッ壊して筋肉痛を起こし、そして超回復で筋肉が強く大きくなる。筋肉痛がない運動では筋肉は大きくならない。それと同様で、成長には痛みが伴うものだ。
◆
筋肉痛における痛みの原因は、(いい意味で)過度な運動である。人間のそれは、実際の失敗・他人からFBされて気付くこと・本や講演で気付かされること等、多岐にわたる。その痛みを感じる度合いは人それぞれであるが、それには“心が感じる痛み”と“脳の中の痛み”の2種類があるように思う。
心が感じる痛みとは、感情を伴うもの。つまり、自分の言動を通じて脳みそと心をフル活用して気付く・気付かされるもののこと。そこには自分のリアルな現実に即したものであるから、納得度が高いだけでなくそこからの改善・強化への行動シフトが容易である。
一方、脳が感じる痛みとは、理解を伴うもの。自分の言動に一切依存しない、脳みそ=考えることで気付く・気付かされるもののこと。本を読んだり他人の体験談を聞いて、なるほど…と納得した気になっている智恵である。しかし知恵がすぐに行動に移せるかというと、答えは否。実体験がないものを智恵として活用するのは難しい。
◆
本や講演や学習テープがなどがいい例だ。それら自体が悪いというわけではなく、あくまでも補助的なツールであり、それに頼っていては成長速度は遅々たるものだということ。智恵は重要だが、痛みを伴う自分の言動や経験からの学習事項の方がより重要である。
まず現実+智恵→進歩改善ではないだろうか。
講演や研修や学習教材なんぞで人間変わったら世の中の人間全員パーフェクトになれる(もちろん、変わる人がゼロであるわけではないが)。そういうものに非現実的な大金を払い、額ゆえに大きな効果を期待するのは他力本願極まりない。痛みなく成長しようとする浅はかで非効率で非本質的な方法だ。
実際に自分自身も某A社のA氏による社長研修なるものに出たことがあるが、そのA社を崇拝して何度も何度もその講座を受けている受講経営者は全く魅力がないだけでなく、話を聞くと実際の経営自体もうまくいっていないことに気付く。何度も研修を受けているのになぜ?−まさに他力本願だからだと思う(その研修自体も低レベルで粗悪なシロモノだったが)。他人から教わっているだけ。痛みから逃げているから、いつまでたっても改善・成長しない。それに本人が気づいていない。そんな経営者のもとで働く社員がかわいそうにさえ思う。
自分の言動の是非を気付き気付かされる環境に自ら身を置く勇気を持つこと。良くも悪くも自己を受け入れ、それを糧に成長するのはつらい作業かもしれない。しかし現実はそこにしかない。現実の伴わない学びはまさに「転ばぬ先の知恵」でしかなく、歩けるようになる努力をしない限り杖は意味をなさない。
NO PAIN, NO GAIN. まさにバネをためるということは痛いことなのだ。
週末もない出張の合間の平日。
その夜もやらなくてはならないことがテンコ盛りだったが、こんな激務の時期だからこそ、あえて時間を割いて代官山に向かった。そこには平日なのになぜかラフな格好をした元気なメンバーが集まっている。その中には日ごろお世話になっている人の顔もあった。
「アドベンチャーナイト」と題された、アドベンチャーレーサーによる、レーサーのためのパーティ。そこには日本代表のプロである田中氏や日本で最難関のレースの企画・運営をしているアクティビティ会社の社長もいる。彼らとはビジネスでも仲良くさせてもらっているので、久々の再会を喜んだ。
その他、健康雑誌「ターザン」や「ランナーズ」の編集長・サロモンやオークリーといったブランド関係者や小売りのオッシュマンズの関係者・テレビ業界人・プロカメラマンなど錚々たるメンバーも。
◆
アドベンチャーレース(AR)は知る世界の中でスポーツの中で最も過酷なスポーツだと思う。
国際レースともなると、7〜10日間不眠不休で大自然の中をありとあらゆる方法で駆け巡る。MTB・カヌー・カヤック・クライミング・ケイビング・インラインスケート・トレイルランニング・アブセイル・シーカヤック・ラフティング・サーフィン・ホースバックライディング・ラペリング…。チームメイト全員が大会が指定する“すべての競技”を出来なくてはならないだけでなく、おまけに生死のリスクと背中合わせ。3人もしくは4人1組で全競技をこなし、1人でもかければ即失格。
一方、サッカー等は瞬発的な力は要しても、45分ハーフx2で試合は終わる。野球もフットボールも同様。それぞれが守備という役割を持ち、比較的短時間で勝敗が決まる。別に死ぬわけでもない。10人前後が1チームで、ベンチという代役もいる。
その視点から考えると、どんだけ〜ARは“どエム”なスポーツかよく分かる。僕達は初心者ゆえにフルフル1日のレースしか出場していないものの、自分でもなぜこうにまでタフでアホなレースにハマり始めているのか時折疑問にさえ思う。
しかし、ARパーティに集まった同士と会話をしているうちに、なんとなく理解した。
◆
最近経営者仲間はトライアスロンにハマっている人がかなり多い。自分との戦いの象徴でもあるトライアスロン。自分に限界線をひかない人ほど、自分にドMな人ほど、律することができる人ほど、夢中になるスポーツ。忙しくなかなか仲間と合わせる時間がとれない経営者がハマるのも分かる気がする。
それをさらに超えたアドベンチャーレース。短いもので8-10時間、長いもので150時間の間、ずーっとガチンコ真剣勝負。たくさんチームメイトがいれば、仲間割れがあってもどうにかなるが、3人もしくは4人では一瞬にして雰囲気は修羅場と化す。ゆえに、結束した時に生じる絆は、戦友と言えるほど深いものに醸成される。また自社のコンサルティングの一部ともリンクするため、遊びからも学べる=遊びも仕事の一部にもなる。
時間を犠牲にしても、僕はそんなところに魅力を感じているのだと思う。
熱いARレーサーたちに刺激され、6月と9月にエントリーしている大会に加え、8月と10月にもう2戦出場を決心する。仕事も絶好調の今、今後がさらにタフに楽しくなりそうでワクワクである。
その夜もやらなくてはならないことがテンコ盛りだったが、こんな激務の時期だからこそ、あえて時間を割いて代官山に向かった。そこには平日なのになぜかラフな格好をした元気なメンバーが集まっている。その中には日ごろお世話になっている人の顔もあった。
「アドベンチャーナイト」と題された、アドベンチャーレーサーによる、レーサーのためのパーティ。そこには日本代表のプロである田中氏や日本で最難関のレースの企画・運営をしているアクティビティ会社の社長もいる。彼らとはビジネスでも仲良くさせてもらっているので、久々の再会を喜んだ。
その他、健康雑誌「ターザン」や「ランナーズ」の編集長・サロモンやオークリーといったブランド関係者や小売りのオッシュマンズの関係者・テレビ業界人・プロカメラマンなど錚々たるメンバーも。
◆
アドベンチャーレース(AR)は知る世界の中でスポーツの中で最も過酷なスポーツだと思う。
国際レースともなると、7〜10日間不眠不休で大自然の中をありとあらゆる方法で駆け巡る。MTB・カヌー・カヤック・クライミング・ケイビング・インラインスケート・トレイルランニング・アブセイル・シーカヤック・ラフティング・サーフィン・ホースバックライディング・ラペリング…。チームメイト全員が大会が指定する“すべての競技”を出来なくてはならないだけでなく、おまけに生死のリスクと背中合わせ。3人もしくは4人1組で全競技をこなし、1人でもかければ即失格。
一方、サッカー等は瞬発的な力は要しても、45分ハーフx2で試合は終わる。野球もフットボールも同様。それぞれが守備という役割を持ち、比較的短時間で勝敗が決まる。別に死ぬわけでもない。10人前後が1チームで、ベンチという代役もいる。
その視点から考えると、どんだけ〜ARは“どエム”なスポーツかよく分かる。僕達は初心者ゆえにフルフル1日のレースしか出場していないものの、自分でもなぜこうにまでタフでアホなレースにハマり始めているのか時折疑問にさえ思う。
しかし、ARパーティに集まった同士と会話をしているうちに、なんとなく理解した。
◆
最近経営者仲間はトライアスロンにハマっている人がかなり多い。自分との戦いの象徴でもあるトライアスロン。自分に限界線をひかない人ほど、自分にドMな人ほど、律することができる人ほど、夢中になるスポーツ。忙しくなかなか仲間と合わせる時間がとれない経営者がハマるのも分かる気がする。
それをさらに超えたアドベンチャーレース。短いもので8-10時間、長いもので150時間の間、ずーっとガチンコ真剣勝負。たくさんチームメイトがいれば、仲間割れがあってもどうにかなるが、3人もしくは4人では一瞬にして雰囲気は修羅場と化す。ゆえに、結束した時に生じる絆は、戦友と言えるほど深いものに醸成される。また自社のコンサルティングの一部ともリンクするため、遊びからも学べる=遊びも仕事の一部にもなる。
時間を犠牲にしても、僕はそんなところに魅力を感じているのだと思う。
熱いARレーサーたちに刺激され、6月と9月にエントリーしている大会に加え、8月と10月にもう2戦出場を決心する。仕事も絶好調の今、今後がさらにタフに楽しくなりそうでワクワクである。
週末もない出張の合間の平日。
その夜もやらなくてはならないことがテンコ盛りだったが、こんな激務の時期だからこそ、あえて時間を割いて代官山に向かった。そこには平日なのになぜかラフな格好をした元気なメンバーが集まっている。その中には日ごろお世話になっている人の顔もあった。
「アドベンチャーナイト」と題された、アドベンチャーレーサーによる、レーサーのためのパーティ。そこには日本代表のプロである田中氏や日本で最難関のレースの企画・運営をしているアクティビティ会社の社長もいる。彼らとはビジネスでも仲良くさせてもらっているので、久々の再会を喜んだ。
その他、健康雑誌「ターザン」や「ランナーズ」の編集長・サロモンやオークリーといったブランド関係者や小売りのオッシュマンズの関係者・テレビ業界人・プロカメラマンなど錚々たるメンバーも。
◆
アドベンチャーレース(AR)は知る世界の中でスポーツの中で最も過酷なスポーツだと思う。
国際レースともなると、7〜10日間不眠不休で大自然の中をありとあらゆる方法で駆け巡る。MTB・カヌー・カヤック・クライミング・ケイビング・インラインスケート・トレイルランニング・アブセイル・シーカヤック・ラフティング・サーフィン・ホースバックライディング・ラペリング…。チームメイト全員が大会が指定する“すべての競技”を出来なくてはならないだけでなく、おまけに生死のリスクと背中合わせ。3人もしくは4人1組で全競技をこなし、1人でもかければ即失格。
一方、サッカー等は瞬発的な力は要しても、45分ハーフx2で試合は終わる。野球もフットボールも同様。それぞれが守備という役割を持ち、比較的短時間で勝敗が決まる。別に死ぬわけでもない。10人前後が1チームで、ベンチという代役もいる。
その視点から考えると、どんだけ〜ARは“どエム”なスポーツかよく分かる。僕達は初心者ゆえにフルフル1日のレースしか出場していないものの、自分でもなぜこうにまでタフでアホなレースにハマり始めているのか時折疑問にさえ思う。
しかし、ARパーティに集まった同士と会話をしているうちに、なんとなく理解した。
◆
最近経営者仲間はトライアスロンにハマっている人がかなり多い。自分との戦いの象徴でもあるトライアスロン。自分に限界線をひかない人ほど、自分にドMな人ほど、律することができる人ほど、夢中になるスポーツ。忙しくなかなか仲間と合わせる時間がとれない経営者がハマるのも分かる気がする。
それをさらに超えたアドベンチャーレース。短いもので8-10時間、長いもので150時間の間、ずーっとガチンコ真剣勝負。たくさんチームメイトがいれば、仲間割れがあってもどうにかなるが、3人もしくは4人では一瞬にして雰囲気は修羅場と化す。ゆえに、結束した時に生じる絆は、戦友と言えるほど深いものに醸成される。
時間を犠牲にしても、僕はそんなところに魅力を感じているのだと思う。
熱いARレーサーたちに刺激され、6月と9月にエントリーしている大会に加え、8月と10月にもう2戦出場を決心する。仕事も絶好調の今、今後がさらにタフに楽しくなりそうでワクワクである。
その夜もやらなくてはならないことがテンコ盛りだったが、こんな激務の時期だからこそ、あえて時間を割いて代官山に向かった。そこには平日なのになぜかラフな格好をした元気なメンバーが集まっている。その中には日ごろお世話になっている人の顔もあった。
「アドベンチャーナイト」と題された、アドベンチャーレーサーによる、レーサーのためのパーティ。そこには日本代表のプロである田中氏や日本で最難関のレースの企画・運営をしているアクティビティ会社の社長もいる。彼らとはビジネスでも仲良くさせてもらっているので、久々の再会を喜んだ。
その他、健康雑誌「ターザン」や「ランナーズ」の編集長・サロモンやオークリーといったブランド関係者や小売りのオッシュマンズの関係者・テレビ業界人・プロカメラマンなど錚々たるメンバーも。
◆
アドベンチャーレース(AR)は知る世界の中でスポーツの中で最も過酷なスポーツだと思う。
国際レースともなると、7〜10日間不眠不休で大自然の中をありとあらゆる方法で駆け巡る。MTB・カヌー・カヤック・クライミング・ケイビング・インラインスケート・トレイルランニング・アブセイル・シーカヤック・ラフティング・サーフィン・ホースバックライディング・ラペリング…。チームメイト全員が大会が指定する“すべての競技”を出来なくてはならないだけでなく、おまけに生死のリスクと背中合わせ。3人もしくは4人1組で全競技をこなし、1人でもかければ即失格。
一方、サッカー等は瞬発的な力は要しても、45分ハーフx2で試合は終わる。野球もフットボールも同様。それぞれが守備という役割を持ち、比較的短時間で勝敗が決まる。別に死ぬわけでもない。10人前後が1チームで、ベンチという代役もいる。
その視点から考えると、どんだけ〜ARは“どエム”なスポーツかよく分かる。僕達は初心者ゆえにフルフル1日のレースしか出場していないものの、自分でもなぜこうにまでタフでアホなレースにハマり始めているのか時折疑問にさえ思う。
しかし、ARパーティに集まった同士と会話をしているうちに、なんとなく理解した。
◆
最近経営者仲間はトライアスロンにハマっている人がかなり多い。自分との戦いの象徴でもあるトライアスロン。自分に限界線をひかない人ほど、自分にドMな人ほど、律することができる人ほど、夢中になるスポーツ。忙しくなかなか仲間と合わせる時間がとれない経営者がハマるのも分かる気がする。
それをさらに超えたアドベンチャーレース。短いもので8-10時間、長いもので150時間の間、ずーっとガチンコ真剣勝負。たくさんチームメイトがいれば、仲間割れがあってもどうにかなるが、3人もしくは4人では一瞬にして雰囲気は修羅場と化す。ゆえに、結束した時に生じる絆は、戦友と言えるほど深いものに醸成される。
時間を犠牲にしても、僕はそんなところに魅力を感じているのだと思う。
熱いARレーサーたちに刺激され、6月と9月にエントリーしている大会に加え、8月と10月にもう2戦出場を決心する。仕事も絶好調の今、今後がさらにタフに楽しくなりそうでワクワクである。
1週間前に群馬にいたと思ったら、次は福岡。そして今は長野にいる。
通常の組織コンサルティングと教育が盛んな時期が重なる怒涛の季節ともいえる。
会社の軸であるミッション・ビジョン・バリューが明確化され、全社員で共有したらそれで終わり。であるわけがない。採用や評価や教育といった人事制度を軸に整合させる重要な作業が残っている。それらがチグハグになり軸が複数できてしまったら、方向性はぶれる。この当然の事実に気が付いていない経営者は非常に多い。
組織変革コンサルと教育は実は切っても切れない重要な関係にある。組織が伸びるべき方向に社員を正しく教育するためである。そう表現するのは簡単。しかしそんなに容易ではない。
「組織が伸びるべき方向に社員を伸ばす」とは?
「組織と同方向に社員を伸ばす」とは、「心を正しく育てる」つまりマインドセットが“絶対的KSF”になる。日常の業務に必要とされるスキルは身に着けざるを得ない。仕事にならないから。しかし一方マインドセットは、なくても何とか業務はこなすことが出来てしまう。ただし全社員同じマインドセットなくして組織の雰囲気や士気は高まらないし、文化の礎にはならない。
ゆえに、人員の出入りが1年でも比較的多いこの時期に、会社が大切にしたいマインドセットを今一度浸透させる教育依頼が殺到し、月の半分を関東圏外で過ごし週末やGWが消える。
◆
入社したての新人に言わなくてもいい社内派閥や抗争・社内処世術を出来ない先輩ほど偉そうに語る。その本人は挨拶やマナーすらまともにできないくせに。一般的によくある光景だが、特に中小企業でうまく組織が育っていない会社に顕著にみられる傾向だ。
今回の依頼は社会人2年生のマインドセットの再設定。
まさに新人を腐らせる先輩社員。企業の内部的成長力である組織力向上にとっては「害」でしかないことを分からせ、改善させないとせっかくの新人が壊死してしまう。高い投資をして採用した若きホープが一部のダメ社員につぶされたらたまらない!−社長の悲痛の叫び。
とはいえ、そういった言動を無意識に取っている社員を注意レベルなどで変えることができたら苦労しない。ゆえに、実体験を通じて自らを振り返らせ、イヤというほど自分ができていないことを自分自身で痛感し、自己改善を促す教育を組む必要がある。他人から言われるレベルでは腹に落ちず、改善効果は薄い。ということは、かなり手間暇がかかり複雑かつ戦略的に作り込む必要性がある。
実体験と深層心理を組み合わせたプログラミングは得意中の得意だ。1社1社に完全カスタマイズした専用プログラムを作り込むのに、かなりの時間と労力を費やす。だからこそ、マイクロフィットし絶大な効果があり、リピートや社長間口コミの威力が爆発する。
◆
景気が悪化し、業績が悪化するからこそ教育投資を増やす −日本ではこの英断は難しいことだと言われる。確かに目先の利益−それがないと今日明日が危ういのも理解できるが−を追いかけても、所詮場当たり的な対処療法でしかなく、大観的に企業を捉えるとなんら組織強化につながっていない本質を忘れがち。結局、負の環境が続けば続くほどジリ貧に陥り、最後は会社をつぶす。
後者の重要性を理解している賢明なトップだけが、組織レベルそのものを強化する投資を選択するのかもしれない。実は不景気こそ、自社組織の脆弱ポイントに気がつく最大のチャンスであり、改善強化するまたとないタイミング。なぜなら、調子の良い時は絶対組織に課題を見出そうとしないから。
この劇的に忙しい時期の組織強化依頼を通じて、自らの組織のあるべき姿や過去に携わってきた数十社に及ぶ組織変革経験を振り返ることで、さらなるコンサル力の強化につなげたいところだ。
今、我々も最高のタイミングにいる。
メンバーの日課の中で、何よりも重要なTODOがある。
それは「日報」。
その日の業務を把握するレベルの日報ではない。毎日の学びを記す日報である。超ベタだが、それを「気づき日報」と呼んでいる。
実は毎日の生活の中で、学べる事象は数え切れないほど多く転がっている。何気ない通勤の中にも、業務においても、社内の会話においても、どこにでもある。どれだけアンテナを立てて感じ取り、自分の中に取り入れて成長栄養素とするか。
それを毎日考察するのだ。
◆
業務を学ぶことも大切だが、森羅万象に学ぶこともまたビジネスの枠を超えて生きる上での糧となる。それがあるのとないのでは、成長スピードに雲泥の差が出る。
実はそれを最も感じているのは書いている本人である。日報をつけ始めは、書いたり書かなかったりとムラがあったし「なぜこんなことを…」という暗黙の反抗もあったが、それは数ヶ月後気づきをまとめた時にブレイクスルーした。
同様の要素を時系列でグルーピングすると、自分の気づきの軌跡が手に取るように分かるのだ。つまり自分自身の「見える化」された気付き一覧を手に入れることができる。何気ない気づきは音もなく記憶から消え去る。しかしそれを記録することで体系化され、反芻することを可能にして記憶に刻まれる。
それからというもの、スタッフは自ら気づき日報を欠かさず書き始めた。
◆
変化はそれだけではない。こんなことがあった、というガキの日記のような内容レベルではなく、まさに「考察」と「分析」を交えるため、論理的思考が強化される。そして多くの人が長い文章は卒論以来だが、しっかり書くと軽く1千字を超えるため、文章力が高まる。それはビジネス上でも求められるスキルだし、書く作業において確実な学びとして腹に落ちるため、まさに一石三鳥である。
しかも当社の場合は、僕が毎日必ずフォローアップの返信をする。すると、返信を書きながら自分自身様々なことに気がついたり、暗黙知だった事柄が形式知化されたりと、返信する側にもオイシイ。
気づきはベーシックでも、毎日逞しく学び成長する部下を見るのが一つの喜びでもある。
それは「日報」。
その日の業務を把握するレベルの日報ではない。毎日の学びを記す日報である。超ベタだが、それを「気づき日報」と呼んでいる。
実は毎日の生活の中で、学べる事象は数え切れないほど多く転がっている。何気ない通勤の中にも、業務においても、社内の会話においても、どこにでもある。どれだけアンテナを立てて感じ取り、自分の中に取り入れて成長栄養素とするか。
それを毎日考察するのだ。
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業務を学ぶことも大切だが、森羅万象に学ぶこともまたビジネスの枠を超えて生きる上での糧となる。それがあるのとないのでは、成長スピードに雲泥の差が出る。
実はそれを最も感じているのは書いている本人である。日報をつけ始めは、書いたり書かなかったりとムラがあったし「なぜこんなことを…」という暗黙の反抗もあったが、それは数ヶ月後気づきをまとめた時にブレイクスルーした。
同様の要素を時系列でグルーピングすると、自分の気づきの軌跡が手に取るように分かるのだ。つまり自分自身の「見える化」された気付き一覧を手に入れることができる。何気ない気づきは音もなく記憶から消え去る。しかしそれを記録することで体系化され、反芻することを可能にして記憶に刻まれる。
それからというもの、スタッフは自ら気づき日報を欠かさず書き始めた。
◆
変化はそれだけではない。こんなことがあった、というガキの日記のような内容レベルではなく、まさに「考察」と「分析」を交えるため、論理的思考が強化される。そして多くの人が長い文章は卒論以来だが、しっかり書くと軽く1千字を超えるため、文章力が高まる。それはビジネス上でも求められるスキルだし、書く作業において確実な学びとして腹に落ちるため、まさに一石三鳥である。
しかも当社の場合は、僕が毎日必ずフォローアップの返信をする。すると、返信を書きながら自分自身様々なことに気がついたり、暗黙知だった事柄が形式知化されたりと、返信する側にもオイシイ。
気づきはベーシックでも、毎日逞しく学び成長する部下を見るのが一つの喜びでもある。
4月初頭から6月まで休日・GWゼロがひたすらひたすら続く。毎週末、経営者や新人たちの合宿が目白押し。そんな中、唯一5月第2週目週末だけは絶対譲れないイベントのため年始から確保してある。
「アドベンチャーレース」である。
3人1チームで行う山岳トライアスロンとでも表現できるこの過酷でドMな競技は、それよりもはるかにシンドイ。トライアスロンのラン・スイム・バイクの代わりに、トレイルラン(山を走る)・MTB・ナビゲーション(地図読み)・カヤックもしくはリバートレッキング・クライミングなど、より複雑なテクニックを求められる。しかも3人同時にすべての競技をこなすため、チームワーク力も問われる。
昨年2大会とも時間関門に引っ掛かり、全チェックポイント(CP)を回れずゴールへ強制直行の「完走」の苦汁を舐めたため、今年は完全クリアの「完全完走」と20位以内に入ることを目標にトレーニングを積んできた。
しかし、休日がない激務の中、それぞれの競技のトレーニングを積み重ねるのは至難の業だが、チームメイトのためを考えるとサボることはできない。自分の手抜きがチームの足を引っ張るからだ。やるだけやったら、あとはチームとして結束するのみ。
はたして2009年の我がチーム大腿四頭筋のリザルトは?62チーム出場・総勢186名が第2戦の戦場である奥多摩に集合。顔見知りになった強豪チームも今か今かと息巻いている。
◆
★スタート 〜 ミステリーチームチャレンジ
地図上の3か所をメンバーがそれぞれが回り、指示された情報を集める。5位前後で本レースに突入。一桁順位に入れるか??などと淡い妄想を描くが…そんなには競合チームは優しくなかった。
★CP1〜CP2 : MTB (10km)
MTBでヒルクライム。女性メンバーがしょっぱなのチームチャレンジによる疲労で一気に順位を落とす。彼女と自分のMTB2台を押して登坂、次々に抜かれる悔しさとやるせなさにムードまで険悪に。19位でCP2通過。
★CP2〜CP4 : MTB with 藪こぎ (3km)
15kg近いMTBを担いで道なき道で斜面を下り、沢を渡り、再び登る。多くのチームが山中で迷う。それを尻目に、等高線をトラバースして次々に追い抜き、16位まで順位を上げてCP4通過。
★CP4〜PC6 : ラン&リバートレッキング (2km)
1kmほどのランの後、渓流へ降りてCP5。ここで14位にアップ。そのまま川の中をザブザブと遡上すること500m。水は透きとおっていて冷たくて気持ちよく、疲れた下半身には程よいアイシング効果。順位変わらず。
★CP6〜CP8 : 登山 (2km)
標高450mから一気に1300mまで登山道を駆け上がる。地図上から近道を割り出してショートカットを試みるが、無駄に疲れを増しただけで失敗に終わる。前半のハードなサポートによる疲労が仇になり、次々と他チームに抜かれるが皆余裕の笑顔。一体どれだけ鍛えているのだ…。19位まで再び落ちる。
★CP8〜CP10 : トレイルラン (4km : 時間関門 16:00)
標高1300mのCP8からCP10までシングルトラックを一気に500mまで下る。登りの疲労もあるが16時の時間関門に間に合わなければ完全完走の夢は閉ざされるため、ノンストップで駆け降りる。ガンガン駆け降りる。関門25分前に通過、何と62チーム中 11位にまで浮上!
★CP10〜CP13 : MTB (5km)
ナビゲーションミスで進行方向を逆走、その後魔のヒルクライムは地を這うナメクジの如し。しかし完全完走の目標はクリアしたので笑顔があふれる。疲れて身体が動かない状態ゆえ、引きつった笑顔だが。15位まで順位を落とす。
★CP13〜ゴール : トレイルラン&MTB (1km)
最後のトレイルランで登りゆっくり、下りダッシュ。下半身の筋肉は疲労で完全にボロボロ、しかし少しでも順位を上げてフィニッシュテープを切りたい思いはメンバー一緒である。下りのトレランで同じく疲労困憊しているチームを抜き去り、堂々14位でゴール。
◆
常連のチームが表彰台を飾り、完全完走率は出場チームの30%に満たない過酷なレースで、新チームメンバーでの2回目の大会で快挙ともいえるリザルトの背後にはいくつものドラマがあった。
この激戦で個人として、そしてチームとして何を学んだのか。シンプルに「チームワーク」なんて言葉があがってきそうだが、その本質を垣間見たというのが本音である。何かを一緒にやること、目標を目指すことがチームワークの教科書的意見だが、本質はもっと深い所にある気がする。
勝つため、目標を達成するためには自分のエゴやプライドを捨てる。チームが勝つために必要なこと“だけ”を選択する。そのためには叱咤激励や自己犠牲をも厭わない。
助けてあげることが、時にはチームのためにはならないこともある。自ら限界まで挑戦すること、挑戦させること。本当にキツイ時は誰かを頼ること、頼られたら捨て身の覚悟でサポートすること。それが目標に対する執念であり、あるべき姿。
そこに初めて、真のチームワークが芽生えるのだ。まさに自社が組織変革コンサルティングの根幹にあるものである。ビジネスは体力勝負ではないが、市場や自社の環境が厳しければ厳しいほど、本質的なチームワークが求められる。
それを自分たちで実践したような大会。今回の目標は達成したが、課題は山積みである。次回の6月下旬の福島県尾瀬大会に向けて、新たなトレーニングが始まる。
「アドベンチャーレース」である。
3人1チームで行う山岳トライアスロンとでも表現できるこの過酷でドMな競技は、それよりもはるかにシンドイ。トライアスロンのラン・スイム・バイクの代わりに、トレイルラン(山を走る)・MTB・ナビゲーション(地図読み)・カヤックもしくはリバートレッキング・クライミングなど、より複雑なテクニックを求められる。しかも3人同時にすべての競技をこなすため、チームワーク力も問われる。
昨年2大会とも時間関門に引っ掛かり、全チェックポイント(CP)を回れずゴールへ強制直行の「完走」の苦汁を舐めたため、今年は完全クリアの「完全完走」と20位以内に入ることを目標にトレーニングを積んできた。
しかし、休日がない激務の中、それぞれの競技のトレーニングを積み重ねるのは至難の業だが、チームメイトのためを考えるとサボることはできない。自分の手抜きがチームの足を引っ張るからだ。やるだけやったら、あとはチームとして結束するのみ。
はたして2009年の我がチーム大腿四頭筋のリザルトは?62チーム出場・総勢186名が第2戦の戦場である奥多摩に集合。顔見知りになった強豪チームも今か今かと息巻いている。
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★スタート 〜 ミステリーチームチャレンジ
地図上の3か所をメンバーがそれぞれが回り、指示された情報を集める。5位前後で本レースに突入。一桁順位に入れるか??などと淡い妄想を描くが…そんなには競合チームは優しくなかった。
★CP1〜CP2 : MTB (10km)
MTBでヒルクライム。女性メンバーがしょっぱなのチームチャレンジによる疲労で一気に順位を落とす。彼女と自分のMTB2台を押して登坂、次々に抜かれる悔しさとやるせなさにムードまで険悪に。19位でCP2通過。
★CP2〜CP4 : MTB with 藪こぎ (3km)
15kg近いMTBを担いで道なき道で斜面を下り、沢を渡り、再び登る。多くのチームが山中で迷う。それを尻目に、等高線をトラバースして次々に追い抜き、16位まで順位を上げてCP4通過。
★CP4〜PC6 : ラン&リバートレッキング (2km)
1kmほどのランの後、渓流へ降りてCP5。ここで14位にアップ。そのまま川の中をザブザブと遡上すること500m。水は透きとおっていて冷たくて気持ちよく、疲れた下半身には程よいアイシング効果。順位変わらず。
★CP6〜CP8 : 登山 (2km)
標高450mから一気に1300mまで登山道を駆け上がる。地図上から近道を割り出してショートカットを試みるが、無駄に疲れを増しただけで失敗に終わる。前半のハードなサポートによる疲労が仇になり、次々と他チームに抜かれるが皆余裕の笑顔。一体どれだけ鍛えているのだ…。19位まで再び落ちる。
★CP8〜CP10 : トレイルラン (4km : 時間関門 16:00)
標高1300mのCP8からCP10までシングルトラックを一気に500mまで下る。登りの疲労もあるが16時の時間関門に間に合わなければ完全完走の夢は閉ざされるため、ノンストップで駆け降りる。ガンガン駆け降りる。関門25分前に通過、何と62チーム中 11位にまで浮上!
★CP10〜CP13 : MTB (5km)
ナビゲーションミスで進行方向を逆走、その後魔のヒルクライムは地を這うナメクジの如し。しかし完全完走の目標はクリアしたので笑顔があふれる。疲れて身体が動かない状態ゆえ、引きつった笑顔だが。15位まで順位を落とす。
★CP13〜ゴール : トレイルラン&MTB (1km)
最後のトレイルランで登りゆっくり、下りダッシュ。下半身の筋肉は疲労で完全にボロボロ、しかし少しでも順位を上げてフィニッシュテープを切りたい思いはメンバー一緒である。下りのトレランで同じく疲労困憊しているチームを抜き去り、堂々14位でゴール。
◆
常連のチームが表彰台を飾り、完全完走率は出場チームの30%に満たない過酷なレースで、新チームメンバーでの2回目の大会で快挙ともいえるリザルトの背後にはいくつものドラマがあった。
この激戦で個人として、そしてチームとして何を学んだのか。シンプルに「チームワーク」なんて言葉があがってきそうだが、その本質を垣間見たというのが本音である。何かを一緒にやること、目標を目指すことがチームワークの教科書的意見だが、本質はもっと深い所にある気がする。
勝つため、目標を達成するためには自分のエゴやプライドを捨てる。チームが勝つために必要なこと“だけ”を選択する。そのためには叱咤激励や自己犠牲をも厭わない。
助けてあげることが、時にはチームのためにはならないこともある。自ら限界まで挑戦すること、挑戦させること。本当にキツイ時は誰かを頼ること、頼られたら捨て身の覚悟でサポートすること。それが目標に対する執念であり、あるべき姿。
そこに初めて、真のチームワークが芽生えるのだ。まさに自社が組織変革コンサルティングの根幹にあるものである。ビジネスは体力勝負ではないが、市場や自社の環境が厳しければ厳しいほど、本質的なチームワークが求められる。
それを自分たちで実践したような大会。今回の目標は達成したが、課題は山積みである。次回の6月下旬の福島県尾瀬大会に向けて、新たなトレーニングが始まる。

