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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
安堵の時間

大学を卒業して早12年 -変わるものと変わらないもの。

多くの人とすれ違い、多くの人と出会う。

そんな中でも変わらない仲間の一つに、ゼミメンバーがいる。経済学部の中でもトップと称された国際経済のゼミは、古くは1964年卒業生から2008年現在にまで半世紀弱にわたって受け継がれる由緒あるもの。

就職氷河期の最悪の年といわれる96年卒でも、大手携帯通信会社や大手商社、N○K、大手銀行、外交官と非常に名の通った世界へコマを進める。そんな中でも僕だけは当時では異色で珍しい外資系に絞ってベンチャー企業に就職をしたが。



みな徐々に人生の伴侶を見つけ子供ができ、交わす会話はメールだけの付き合いが長く続く。年に1度のゼミの大集会でも再開するのは同期はほんの数名。

そんな中、12年という節目を記念し、僕の自宅を会場としてパーティを企画。

4家族が集合。心地よい風が吹くテラスでは父親達が肉を焼き、子供が走り回り、母親はクーラーのきいた部屋で昔話に花を咲かせる。学生の頃は川原で野宿をしながらBBQをやったものだが、今や…と過ぎた時間を懐かしむ。



話す会話はビジネスから過去の話と様々だったが、皆あの頃の笑顔は変わっていない。そして、その傍には彼ら彼女らのジュニアたちがいる。それが最も印象的で時が流れたことを証明しているかのよう。

子を持つことで初めて本当に大人になると言われる。それは僕にはまだ未知の世界だが、しかし共に働くかけがえのない妹分や弟分がいる。多分トップは社員に一人前にしてもらうのかもしれない。


12年間途切れることのない仲間と話しながら最高の自社メンバーを想うと、そんな風に深く強い絆で結ばれつつ最高のビジネスタイムを楽しむような関係を築いていきたいと素直に思う。

やはり人との出会いは必然。だからこそ、一人ひとり大切に大切にしていくのだ。

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ウラギリとニセモノ

突然の電話。

いつもは明るいパートナーシップを組んでいる会社の担当の声が、今回はやけに沈んでいる。知ってるとは思うが言いにくいことがあるんだけど、と言って彼は躊躇いがちに口を開いた。


「良くないことは早く言った方が精神的に楽だよ」 
「実は…話すと長いんだけど… 」

どうやら、ビジネス上で彼なりに納得がいかない事が起きているらしい。まとめると、共同教育プロジェクトにおいて、当社の開発プログラムをほぼそっくりパクッて自分が開発したプログラムのように転用して研修をしているメンバーがいるとのことらしい。僕自身もうすうす話は聞いていたが、どうやらその社長自ら複数回行っているらしい。

とはいえ自分で確認したわけではないので、その後実際にその現場を確認すると、多分若干のルールこそ違えどほぼ同じ内容・プロジェクトで行っているではないか!



著作権フリーな手法やプログラムの流れは別にパクられてもかまわない。そういう我々も他社からの知識をもらってアレンジしているし、確かに同業他社がパクるのはやむを得ない。

しかし同じプロジェクトに取り組んでいるメンバーがそれをやるのはビジネス倫理上どうなのか。あたかも自分が開発しました!のように。

憤慨を通り越し呆れた。それがビジネスパートナーがやることか?



信頼できる社長仲間にどう対処すべきか相談したところ、意外な答えが返ってきた。

「いいじゃん、真似させれば。手法なんかパクったってファシリテーションが命でしょ?どうせド素人にはできっこないし、インチキプログラムを受ける方に同情するよ。」

「真似されたって、それでその人のお客が満足なら原点的にはTAKが作ったものなんだから、幸せをおすそ分けしていると思えばどう?」

「そういう人は所詮そうやって生きていくんだろうし、そういう社長が経営する会社は遅かれ早かれ社員が嫌気をさして崩れるから気にするな」


なるほど。


自分達の実力を信じて、真直ぐであれ。ニセモノは所詮ニセモノ、そのうち廃れる -そういうアドバイスが多かった。確かにその通り。

この小さな事件は、自分自身の真直ぐな生き方を再確認する機会となった。
デトックス合宿


昨年、先輩社長がエステサロンを立ち上げ、半年ほどデトックスに通ったことがある。高品質なゲルマニウムを使用したカプセルに50分ほど入ると、老廃物を汗と一緒に流れでるとかで気持ちの良いもの。

現在、同じ発想を組織に投影したプログラムを行っている。といっても社長以下全員でカプセルに入るわけじゃない。社員は必ず何らかの不満不安を抱えて就業している。それを吐き出させるのが、デトックス合宿(TM)。



よく飲み屋で愚痴などを吐き出させることをしている経営者も多いが、実は効果は低い。しかもその低効果に気付いていないことも多い。

なぜか。

愚痴を言ってスッキリ問題解決するなら、組織の課題はこの世から消える。愚痴を言っただけでは一瞬はスッキリする感じがするだけで、なんら現実問題は解決しないのだ。



その企業の社長を除く取締役以下マネージャー・リーダー達が山の中の合宿所に集まってきた。遅めのBBQで腹を満たした後、焚火を囲んでリラックスタイム。それぞれ軽めに好きな酒とつまみを手にして、好き勝手しゃべる。そして眠くなったら寝る。

翌日、本番が始まる。川のせせらぎの音と蝉の声をBGMに、一人ひとりが自社の課題や不満を次々と出す。前日のリラックスタイムが効いて、「ぶっちゃけベース」が整っているのだ。まさにこれぞデトックス。悪いものがドクドクと出ている瞬間。

壁に張られた不満のカードは数名で200枚を超え壁を覆い尽くし、参加した全員がこんなにも不満や課題があるのかと愕然としている。


しかし面白いことに、徹底的にダメ出しを行うと自然とどれからどう対処すべきか自然と話が移る。アウトプットを感情vs理論+コントローラブルvsアンコントローラブルの4象限にプロットし直し、参加者自らプライオリティをつけて対策を考案する。

それまで他人事で他責にしていたメンバーが、自分もやっていなかったと自責の念を覚え、組織をリードする仲間と真剣になって自社自己修復をしようと気持ちが切り替わる。それはまさに、人間の自己浄化作用と同じ。

実はこのプロセスは人間の心理変化を踏まえた高度なファシリテーションが肝。


その企業は今、ゆっくりではあるがマネージャーやリーダーが中心になって取締役を支えつつ、自分たちで組織を良くしていこうというモードに切り替わっている。

それは、天に召されるが如く
週半ばからの合宿プログラム、それ終了するのを待つかのように、夏のイベントが続く。

『富士山アタック』

仕事や遊びで富士山山麓リアに50回以上通っているにもかかわらず、世界47カ国を歩いているにもかかわらず、富士山には登ったことがない。

登らなければ…と思っていたところ、社外取締役を務める企業の社長以下メンバーと日本一の高所を制する機会を得る。ビジネス上における新しい期の切り替わりや裏切り等いろいろ重なったこともあり、サンライズアタックを決行することに。



深夜空を見上げると、天井いっぱいに天の川が走り、流れ星がいくつも落ちる。風の音以外存在しない静寂で美しく神秘的な世界。それはボリビアのチチカカ湖のライス・ラ・ウロス(浮島)での生活を思い起こさせた。

8合目からは5つの登山口からのルートが一つに交わり、大渋滞状態で山頂を目指す。LEDの白色のヘッドランプが頂上に向かって延びる光景は、魂が昇天するようでどこか神々しくもある不思議な光景。

オレンジ色の光が東の空を占領する景色を眺めながら、日本一高いところから下界を見下ろすと、地平線がゆるく丸く見える。僕の中で、もっとも自分が住む世界の小さささと、意識して生きる世界の大きさを考える瞬間。


そんな大自然のドラマの中で、あらためてこれからの自分の夢と自社の将来を思いめぐらせる。今までの小さな心配事や悩み事を途中で捨て去り、豪快に着実に前に進む。愚直に誠実に、己の生きる信念を貫く。それが自分が生きる路。


すべては家族・仲間・顧客のために。ただただ、それだけ。

人は生きるのではない、生かされるのだ。


実は富士山登頂が目的ではなく、自己との対話が目的。単調な登山ルートではあったが、複雑な心境を整理できたいい機会と相成る。



□ 登頂記録 □

5合目 22時07分 出発 高度順応も兼ねてゆっくりスタート。
6合目 22時53分 到着 いつの間にかトレーニングモードであっけなく6合目。
7合目 23時39分 到着 気温6度。強冷風対策で防寒フル装備化。
8合目 02時14分 到着 全登山ルート合流で大渋滞。這うような速度で頂上へ。
頂上  04時03分 到着 気温多分0度以下 4:50極寒の中で日の出を迎える。

登頂総時間 5時間56分 <純登頂時間 5時間31分>
下山総時間 1時間52分 <純下山時間 1時間52分(ノンストップ)>20080713044054.jpg
戦友と天使

真夏のような太陽が照りつけるテラスで携帯が鳴った。

表示されていたのは久しぶりな名前。その表示を見ただっけで笑顔になる。数分だけ話し、その日の夕食を共にすることにした。

心地よい風が吹く夕刻の白金台 -最高の時間。


「どもども~」

いつもの調子のいつもの声が背後から聞こえた。その瞬間、身体に元気がわくのがわかる。振り返ると3歳になったばかりの娘を連れた仲間が握手を求めてきた。

彼はビジネススクールで知り合い、次から次へと襲いかかるいくつもの発表やレポートという「戦」を共に闘ってきた仲間。当時仲が良かった連中はみな、会社から命令されて来た受身の受講生ではなく、1教科13万円近くを自腹を切って学びに来ていた志高きメンバー。

お互いが甘えることなく切磋琢磨し、助け合って乗り越えてきた戦友ともいえる間柄である。



当時特に仲が良かった戦友は4人、そして僕たちには横柄ともとれる、いや、完全に頭おかしいほどに楽観的としか言いようがないほどの酔った際の口癖があった。

「俺らはさ、何をどうやっても成功しちゃうんだよ。失敗したくてもできない。成功ちゃうからどうしようもないんだよ」


言霊とはよく言ったものだ。

成功の定義は人それぞれだが、今や皆ビジネスにおいてその道を歩んでいる。

 ・1人は、ITベンチャー課長 → 外資系IT企業日本法人の社長になった。
 ・1人は、卸業の係長 → 超大手飲料メーカーのマーケティングマネージャーになった。
 ・1人は、6人チームのリーダー → 30歳を前にして老舗企業でトップ8の役職に就いた。
 ・1人は、コンサルタント → 会社を興して楽しくやりがいのある日々を送っている。



彼らとの時間は僕のカンフル剤でもある。「生きることを楽しむ」ことに長けている仲間との時間は、自分に活力をもたらす。愚痴は一切なく、楽しさと刺激と安堵に満ちている。

それが伝染する。

そんな戦友との会話、本当にかわいらしい彼の愛娘、そして雰囲気のいい白金のレストランのおいしい食事というハイクオリティタイム。心が満たされる3拍子揃った時間。実は、この時間の積み重ねが自社や顧客にダイレクトに影響する。


それは部下にも同じことが言える。インドレストランを手伝うことが「趣味」のパートナーは、人生における働く意義を明確に持ち、毎日を非常に楽しく前向きに過ごしているのが手に取るようにわかる。表情の素敵な人の周りには素敵な人が自然と集まる。その正のスパイラルがより本人の魅力を向上させる。


心が満たされる瞬間。大切に大切にし続けたいものである。

予想外

「予想外」は意外と好き。特に期待値がマイナスならマイナスなほど裏切られ感は嬉しいもの。

性格的にPOSITIVE THINKERだし自信がないわけじゃないが、アンコントローラブルな他人評価などには過剰な期待はしない方。その方が想定期待値より低かった時に、ダメージ回避できるという無意識な深層心理が働いているのかもしれない。

最近の予想外は、合宿のパートナーの想像を絶するパフォーマンス。これはて低期待だったわけではなく、現実的な可能範囲から大きく外れていただけ。7月に入り、もう一つ予想外があった。



5月12日に出版された自分の書籍が2カ月経過し、徐々に売れ行きが見えてきた。

 ○ アマゾンでの50万冊を超えるといわれる全書籍の中で『85位』をマークしていたことが判明。

 ○ 多くの経営者や読者がブログ等で紹介・絶賛していたことが書籍感度分析で判明。

 ○ 発売から2カ月たつ現在でも大手書店で平積みで取り扱っていることが判明。


嬉しさよりも驚きの方が勝っているのが素直な感想である。それは今でも変わらない。出版社の編集長が狙ったとおり着実に確実にロングセラーの道をいってほしいものだ。



それはビジネスでも同じ。初期設定の高い期待値を超えるのは難しい。最初は半信半疑感はあってもいい。顧客視点で愚直に突き進むことことで、それがポジティブ・ギャップとなり強い信頼関係を築くエッセンスになる。

そう、ネーミングやマーケティングはピカイチで、えらく期待したものの結果的にリピート率はゼロ&ボッタクリといわれるどこかの上場した研修会社のようにはなってはならないのだ。反面教師的に学ばなくてはならない。


マイナスからプラスに振れるギャップを楽しめること、これがビジネスにおける“面白さ”の一つといえるかもしれない。
イイイスハイイ!

書籍を出版してから早2か月。

ありがたいことに反響は自分たちの想像をはるかに超え、いまだ大型書店でも平積みになっているのを見ると感謝の念が再び沸き起こる。

そして2冊目を書き始めようとした矢先に、オフィスの椅子が壊れた。



僕の中に自分とダイレクトに接触しているものには大切にする無意識が存在する。

例えば、靴。 例えば、シャツやスーツ。 例えば、ボールペン。

そしてまた、オフィスの椅子も外出時以外は最も長く接しているファニチャーである。そしてまた執筆をするにも必要不可欠なアイテムであろう。ゆえに、この際せっかくなので最高に座り心地の良い椅子を入手しよう、ということに。


印税は1円たりとも頂いていないが、自分への「褒美と投資」だと割り切ると、誰もが知るドイツ生まれの禁断のチェアに興味を持ち始める。

「ハーマンミラー」といえば「アーロンチェア」 「アーロンチェア」といえば「ハーマンミラー」。


大いに悩み大いに検討した結果、17の調節機能を持つというアーロンチェアではなく弟分にあたる「ミラチェア」に決定。さてその座り心地は?

まろやか - この一言。


長時間集中しても確かに疲れない。疲れないというか、下半身の圧迫感がどこにもないから、空気のような自然な存在、という感じ。



これで仕事の質が変わるわけではないが、密かなモチベーションアップになることを祈りつつ。

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