FC2ブログ

焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
当り前だけど…


ただでさえ師走で忙しい中、この不景気に拍車をかけるような重い雲が空を支配していた。

気持ちまで重くなるような、そんな空だった。

最後のアポイントに向かうため、足早に地下鉄乗り場に下りていくと、下のほうから大きな声が聞こえてきた。なんだか叱っているような、教えているような声。

何もこの年の暮れにそんな大声出さなくても…公共の場なんだし…。



「ホースはこうやってまるめるんだよ」
「地下鉄を使う人のことを一番に考えて、俺たちがキレイにないといけないんだ。」
「気持ちよく駅を使ってほしいだろ」

階段をさらに下ると、声の主は地下鉄の清掃員のおじちゃんだった。そして、その声の矛先は、ホースをもった同じ清掃員のおばちゃんだった。

僕の存在を全く気にしないかのように繰り広げられる会話。多分、おばちゃんは新米なのかもしれない。彼らの脇を通り過ぎる時も、おじちゃんは一生懸命熱くおばちゃんに話していた。

たかが、それだけ。されど。



いつも当たり前のように使っている公共の場。気持ちよく使えるのは、常に清掃をしてくれている方々がいるから。それはどこでも行われている光景かもしれない。

普通に生活できることを当たり前だと思ってしまうが、ついつい見逃してしまいそうな高い志、静かな情熱。


それは企業が持つべき社会的使命、経営者が示すべき組織のビジョンと同じだろう。

彼らの脇を通り過ぎる時、それまで空につられてどんよりしていた僕の気持ちは、一気に晴れる。ありがとう、おじちゃん。

彼らのような情熱をもって仕事に向かい続けたいものだ。

業務最終日に見つけた温かい瞬間。
スポンサーサイト
化学反応を起こし始めた組織


長い歴史を持つあるクライアント。
書籍出版から多くの仕事が増えたが、その会社もそのうちの1社。

先代からの遺志を受け継ぎ、市場の変化にも逆境にも負けず安定的成長を続けている組織をもっと強堅にするために、お付き合いが始まったのが8月。経営陣合宿、戦略的発表、全社員合宿、浸透行動化と「ハート」面での施策が続く。


理念結束型組織は、理念を作れば出来上がるというわけではない。理念策定の質そのものがまず問われ、そして「頭」での理解と「心」での理解を通じて本質的に浸透させ、さらに行動化を促進するところまで徹底的に行わなければ、形成開始すらしない。

ここが多くの企業で作っただけに終わる失敗の素がある。



理念の浸透にはトップが言い伝え続けることも必要不可欠だが、社員自らが変えようと行動するところに浸透の加速化が生まれる。老舗企業の組織変革ステージはまさにこの段階にある。

師走と言えば忘年会。

今までは総務が形式的に行ってきた形骸化された会だったが、今年は違った。理念を浸透させる誇り高き有志を集めた社長直結のタスクフォースが、その役目を買った。

何から何まで自らが考え、進める。もちろんそのチームの存在意義は理念の浸透サポートであることも忘れることなく、イベントが組み込まれる。

自社の理念の構築から浸透アプローチまでをスライドで面白おかしくフラッシュバックさせるスライド、理念をもっと具現化したメンバーの表彰…多くの笑いや涙が会をより感慨深いものにさせる。

11月に結成された浸透チームは一気に社内で存在意義を高め、なおかつ社員が自ら理念の浸透に寄与と貢献をし始めた第一歩であり、かつ社員が変わり始めた兆でもある。



制度だけを変えても運用する気持ちが付いてこなければ組織は変わらない。

どんなツールを用いても、心が動かなければ行動は変わらない。

逆に、心が動けば究極なんだって可能なのだ。結束した集団の意志の強さは計り知れない。


この企業の理念結束型の組織強化の前半戦が終わろうとしている。今後はこの理念をさらに心の奥深くまで浸透させる動きを維持しつつ、後半戦は各種制度をも理念に整合させて一回りもふた回りも成長した組織に生まれ変わるために、「ハード」にメスを入れる時期である。


もっともっと笑顔あふれる企業になるよう全力を注いであげたい。
将来を描くパーティ


師走も折り返しに入り、業務よりクライアントの忘年会が加速度的に多くなる。

自社のクリスマスパーティも恒例ながらやってきた。

昨年は1次会@ハワイアン、2次会@80’sクラブと元気有り余るパーティ。
今年は1次会@ハードロックカフェ、2次会@シーシャ(水煙草)バーと相変わらずの流れ。

なぜか非日常の国際色が表れるのが、世界各国を旅する自社メンバーの特徴かもしれない。



ただ、今年はメンバーが違う。半分は近い将来、共に働く仲間である。

今年の自社の動きをシェアし、全員で現状と今後の展望をシェアする。そして、ああしたいこうしたいと、まだ入社していなくとも希望を語る。

その彼らが入社する時に、その環境をできるだけ整えてあげたいと思うから。

自分たちの会社は自分たちが作る。楽しい毎日も、やりがいある業務も、充実したプライベートも、与えられるのではなく自らが実現する。他力本願では手に入れることはできない。

皆が望む姿を、自分たちが合意して作り上げる。だからこそ、一人ひとりが主体的に動くし、だからこそ充実度が加速する。

会社は生きるための糧を稼ぐ場でもあるけど、自己実現のための一つのステージでしかない。そして、ステージに立つ社員一人ひとりが主人公であるべきだと思う。



気づかぬうちに夜は更けるがテンションは反比例的にあがり、最後のボーリング大会が終わったのは朝の6時。

清々しい朝の空気に触れながら、輝かしい将来を想像するとワクワクが止まらない。

最高の組織を作っていこう。

早朝の原点回帰
社長仲間から勧められた座禅。

当初は「まずは、モノは試し」で気軽な気持ちで参加したのが10月初頭。別に神を信じたり助けを求めたりするわけじゃない。ただ、かつてやったことない経験に純粋に時間をとることが楽しかった。

「心を無にする」ことはなかなかできないが、忙しい日常生活で自分自身と向き合う貴重な時間。あえて無にせず、考えたいことを集中して考える時間にあてるようにしている。



頭に浮かぶのはほぼ100%、ビジネスのこと。マーケティングから実際のコンサルティング業務まで幅広くいろんなことが頭を駆け巡る。

そして冬の到来とともに各種メディアで騒がれている世界的な不景気について考えることが多くなる。毎日流れる倒産や赤字転落、そして人員解雇のニュース。

自社の経営も全く影響を受けない、というわけではないが、周りの社長たちと話しているといい話は多くはないし、時折不安にならないわけでもない。心が穏やかではない時は特に不安要素が浮かび上がってはナーバスにさせる。



雨上がりの朝。寺の座禅部屋の温度は11度。靴下を脱いで裸足になり、スーツのジャケットとベストも脱ぐ。当たり前だが、寒い。かなり寒い。

瞑想の時間が始まる。最初は無駄な考えが浮かんでは消えるが、いつしか自分の経営の原点にまで遡る。

『僕は何のためにこの仕事を選び、独立したのか』


そして、これまでにお手伝いしてきた数十社に及ぶクライアントを思い出す。多くの会社で社員V字回復を巻き起こし、組織に活気が戻り、目標を社員全員で追いかける成長型組織に変貌している。

その姿を見て本当に社会的に意義ある仕事をしていることに誇りと勇気をもっていることを思い出す。

“正しいと想ったことをとことん信じて、確実に着実に進むのみ”

苦しい時代はみな同じ。それをどうとらえるか、そしてどう行動するか。ただ、それだけ。
それには、どれだけ自分の歩んできた路とこれから歩まんとしている道を信じれるか。

そう原点回帰したとき、心の迷いがなくなる。そして何のいたずらか、雨雲の隙間から光が洩れ座禅部屋に一筋の光が入り、僕の体を照らす。天からの温かいパワーをもらったような感覚。

かれこれ隔週で通い始めて3か月。あらためて、自分との対話の時間を取ることの大切さや心落ち着かせる環境の大切さを知った師走のひと時である。

会っていなくても
変わらない髪形とキリッとした表情。少し肥えた体型。彼は待ち合わせ場所に座っていた。

久しぶりに会うというのに、お互い再会に盛り上がるわけでもなく表情を変えるわけでもなくなんでもなくただ一言。

「まいど」

この春オーストラリアに会社を立ち上げ、単身海を渡った旧友。旧友といったも、ただの古い付き合いではない。



まだネットも携帯も出回っていない95年の就職活動期。たまたまある企業のグループ面接で同じになり、結局就職先は別々だったがそれ以降ずっと関係が続いていた。

家にも遊びに来ていたし、仕事関係も恋愛のこともよく話していた -ほとんど知っているはずだ。しかもなぜか、お互いには手厳しい発言が飛び交う仲なのも特筆すべき点かもしれない。


連絡手段が家電話しかなかった時代にこうして友情を築くのも珍しいが、もっと不可思議なことはお互いが信頼しあえている、ということだろう。それを顕著に表わすのが、旅行。

僕は誰とも海外旅行はしない主義。一人で旅行するからこそ、様々なことが学べるし自由気ままにストレスフリーで楽しめる。そんなこんなで歩いた国は47カ国に及ぶ。

しかし、オーストラリアだけはたまたま偶然旅行期間とIN/OUTが1日ずれだった彼と旅をした。もちろん朝食と夕食、および移動ルートだけ一緒で、昼間は完全別行動。唯一仲間と旅をした人間である。



今やお互い経営者の立場で、ビジネスを語り人生を語る仲。しかもお互いのことを見抜いて本音で付き合っているだけに心地よい。たとえそれが1年に1回しか合わなくても。

14年目という月日は、知らずに人間関係を熟成させたのかもしれない。次ぎ会うのはいつになるかは全くわからないが、一回りも二回りも成長して近況報告をしたいものだ。

日々、努力。

異色のコラボレーションセミナー

設立以来の初の試み -他社とのコラボによるセミナー。

経営者限定の少人数で行われたセミナーは、やや年齢層は高いものの熱気に包まれている。
パーティやら忘年会やらと師走の忙しい中でも、自ら学ぼうと集まる経営者ゆえ。

いつもは自社開催でセミナーを行うのだが、今回は異例のITベンチャーとのコラボ。



「かっこいいロゴを作りたい」
「クールなホームページに仕上げたい」

経営者ならきっと一度は思う自社イメージ。しかし、そこに理念との乖離があっては本当の意味でのブランディングをなさない -そう考える社長からのオファーがあり、一致団結。

ロゴもHPも営業戦略もブランド採用も評価も、究極的には全部1000% 理念に基づく。つまり経営理念は企業活動の原点である。しかしそれを無視した、パーツパーツで作られている現実 -ここでコラボが決定したのだった。



「理念経営+ブランディング」という1度で2度美味しいセミナーは質問が次々上がり、会場は熱気に包まれる。そしてセミナー後の懇親会でもほとんどが残り、交流を深める。

ある参加者が僕に話しかけてきた。
「本を読んで直接いろいろ話をしてみたくて、名古屋からきました!」

本当にありがたいことだ。

書籍に共感してわざわざ遠くから足を運んでくださった方までいるのだ。そのお力になれるよう、これまで何十社と見てきた理念結束型組織変革についての事例を時間が許す限りお話差し上げると満足げに最終電車で帰って行かれた。全体のアンケートも評価が高く、次回開催がほぼ決定した。


セミナー主催側なのに、とても元気と勇気をいただいた貴重な時間であることの気がつく。実はやはりこういう方々に支えられているのだなぁと、あらためて実感し、感謝。

今回参加したくださった方々にプレゼントした「DNA結束型組織へ生まれ変わる魔法のスイッチ」と題したGIVE AWAY用の小冊子が、少しでも組織強化に役に立てば…と祈るばかりである。
14年の奇跡
多くの仲間からの届いた先月のバースデーメール。

かつての教え子もその一人だった。当時22歳、先進塾で英語を教えていた。

それから14年の月日が経つ。当時中学2年生だった彼らは高校生・大学生と成長し、今や日本経済の一端を担う社会人として活躍している。22歳からの14年間と、14歳からの14年間はあまりにも変化が違いすぎる。

最後に会ったのはいつだろう?8年?いやもっと前かもしれない。



不安を交えつつも待ち合わせ場所に現れたのは、変わらないあのころの笑顔のままの2人。ついでに僕の呼び名も変わっていない。

 「丸P~!!」 誰やねん!! いや、講師の頃からそう呼ばれていたのだ。

一瞬にして巻き戻される時間。短い間の講義だったけど、そこには一杯一杯いろんな想いでが詰まっている。その背景にはただならぬ事件や出来事がたくさんあったから。

授業をほったらかしてクリスマス会をやったこと。
バレて首になりそうだった僕をかばってくれたこと。
塾クラス内恋愛の相談に乗っていたこと。
辞める時にみんなで泣いたこと。



想い出話は尽きない。しかも、かなり前のことなのに、彼女たちは本当によく覚えている。

学校で習った授業よりも、塾で受験勉強をしていた内容よりも、友達と遊んでいたことよりも、さまざまな学校から生徒が集まる非日常の空間は、刺激的だったらしい。もちろん、当時の僕にも新鮮でかつ本気・本音で授業をしていたくらい、大切で最高の生徒達だった。


僕は彼らに英語だけでなく、中学生という多感な時期だからこそ英語以上のもの -仲間の大切さや心豊かな人生を送る重要性-をよく語っていたことを思い出す。


その考え方は、幸か不幸か今でも全く変わっていない。それは進歩していないということか??いや、立場や年齢は変わっても、自分が求める自分の理想像の本質がブレていないということ。

自分自信のあり方のコダワリが、彼女たちとの会わない時間の中で変わっていないと確信できたのは、非常に面白い出来事。

この先まだまだ成長する彼女たちを応援しつつ自分自身もさらなる成長を目指し、近い将来また酒でも飲みながら当時を懐かしみたいものだ。
クレドの罠
徐々に日が短くなり始めた9月下旬。

「イズム(組織価値観)とクレド(行動指針)を徹底的に浸透させたい!」 という熱い要望を受けた。

通常は理念結束型組織への変革コンサルティングの中で、経営理念(DNA)を確実に構築・浸透・行動化するプロセスを経る。しかし浸透部分をコンサルティングするという異色なパターン。

カッコいい文章が並ぶイズム。序章から始まり、7項目、そして締めの文章。

キャッチーなイズムの後にリード文が続き、イズムを芸術的に補足している。そして、それぞれのイズムにぶら下がる5-7つのクレド。その数合計36つ。

どれでもこれも有志が集まり合宿を重ねて作り続けてきたもので、毎日唱和しているという。





我々のプログラムは体験を通じた気付きを行動化していくことから、組織変革に導く手法をとっているため、全社員の言動パターンで「具体的に行動できているか」というイズムやクレドの浸透度合いの“証明”ができる。

2か月に及ぶ打ち合わせを経て、類稀なるハイテンションで河口湖に集まる全社員。ここは清水国昭氏が経営するアウトドアリゾートで専任プログラム・パーナーを僕が務めており、様々なプログラムを組むことが可能。それゆえ、どのようなリクエストでも対応できるので都合がいい。


2泊3日におよぶ合宿の結果は…浸透以前にイズムやクレドのゼロリセットからの策定。最終的に3つのイズム、7つのクレドに集約された。我々が想像した通りの結果ともいえる。


ただし、その企業のそれまでの活動と今回の合宿は、パーフェクトといっていいほど成功である。

なぜか。

かつてイズムを社員とともに継続的に考え続けてきた熱き過去と、共通体験に基づいて誕生した新イズム・クレドとなって一皮むけた現在が完全合致したからである。

全社員が納得の上作り上げただけに、浸透・行動化は迅速であることは確実だ。こちらがもらい涙しそうになるほどの多くのメンバーが流した感動の涙は、新しい組織への夜明けを意味している。




この体験を通じて、今まで調査してきた「クレド」という最近の流行りのキーワードは、実は安易に飛びつくと痛い目にあう危険ワードでもあることに確信を得るにいたった。

ここ数年の様々なクレド・コンサルティングサービスなるものを様々調べ上げてきたが、その多くが非常に低次元のものばかり。経営理念との整合性が薄いだけでなく、本質をついておらず結果的に「作ることが大切」に終始している。また、すぐクレドカードなど文物の作成に走る。

ここでいう本質は、社員が「行動できること」 、そしてそれが「バリューの浸透の一助」となるべきものであり、さらに「ビジョンを達成するための文化醸成」につながるものでなければならない。


それを忘れて、「作ることに一生懸命」になっている企業、そのように間違ったサービスを受けてしまって浸透せず困っている企業を サポートしなくては。そして、もっともっとこの大切な事実を世の中に訴求していかなければならないのが、我々のミッションである。


Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。