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戦友

遡ること10年。その頃の僕は派遣・紹介会社の立ち上げメンバーとして、朝8時半から夜12時までを定時に月―土曜日の間、我武者羅に働いていた。

何から何までゼロに近かったから、登録をしてもらう広告から面接、営業、マッチング、フォローアップ、請求書作成と人材ビジネスの全バリューチェーンを一人ひとり全員がやっていた。

在籍した期間は長くはなかったが、そこで起きたドラマは数知れず。そして何より、その苛酷な環境下で頑張った仲間や上司は鮮明な記憶として心に刻まれている。



見慣れぬ番号が携帯に表示される。

不審に思いつつ出ると、そのベンチャー立ち上げ時代の同じ“第3営業部”で肩を張りあっていた仲間だった。最後に会ったのは4-5年前、それ以来は1年に1枚の年賀状だけでつながっていた。

その夜、早速会うことに。



話題に上るのは、当時の自分たちの若さゆえのひたむきさと過酷な思い出話。特にお世話になった鬼上司のこと。当時外資系育ちで自由気ままな僕をボコボコになるまで徹底的にベンチャー魂を説いてくれた上司。

当時は反発ばかりしていたけど、今となっては素直にその上司がいたから今があると感謝できる。ビジネスパーソンとして大切なものを心の奥底に刻み込んでくれたのだ。

彼も同じ想いだった。


話によると、当時のメンバーとも細く長くつながっているとのこと。一度感謝をこめて囲う会を開こうか、と盛り上がる。そして当時10名強いたメンバーの7人が経営者になっているということで、連絡がつく気心の知れたメンバーとの再開を計画。



それがいつになるかはわからないが、今の自分の糧となった方々に会うのはとても楽しみであり、感謝の念でいっぱいである。
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プロフィール

TAK MARUYAMA

Author:TAK MARUYAMA
株式会社エバーブルー 代表取締役
日本焚火効果研究所 所長 / 焚火研究家

★明治大学大学院 経営学博士(Ph.D. )
★明治大学大学院 経営学修士(MBA) 

【ニューズウィーク日本語Web版 に掲載】
★クリック→「チャレンジング・イノベーター」

***

国内ベンチャーの人材派遣会社設立経験を経て、外資系IT企業の人材アウトソーシング事業の立ち上げと運営に従事。その後、組織変革を軸とした外資系人事戦略コンサルティング会社の組織改革コンサルタントを経て独立。

世界49カ国放浪や国内・外資系企業の現場で培った「ヒト」と「ソシキ」に関する本質的で敏感な人間力を活かし、アウトドアを使って経営陣と社員の体験型抜本的意識改革を行う。また成長型人事制度構築など人的資源管理のコンサルティングの両刀使いが特徴、「ハート:意識」と「ハード:仕組み」の両面から組織変革戦略を描き実施するユニークな事業を展開する。書籍「組織の起動スイッチ!」をはじめ、雑誌・新聞メディア露出多数。

日本焚火効果研究所を設立して代表理事に就任、焚火効果研究の第一人者。

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