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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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給料の意味
あるベンチャーに勤める若手26歳が言った。

「取締役に30歳でいくらほしい?と聞かれて1千万円とザックリ多めにと答えたら、そんなの27歳くらいで余裕だよと言われました。それでこの会社に残ることにしました。」


その若手が残留を決めたのはそれだけが決定打ではないのはわかっているが、社員の70%をレイオフ(選択肢のない事実上解雇)する破綻寸前の経営状況下でこんな会話がされたこと自体、驚愕に値する。他人の決断とはいえ、その取締役とやらの言葉の意味を疑えわざるをえなかった。


イッセンマンエン。


誰もが一度は欲しいと願う基準給与額…・。いったい何を意味するのだろうか。派遣・紹介業から業務アウトソーシング・採用・評価・教育・組織コンサルティングとずっと「人」に関わるビジネスキャリアを積んできた経験から考察してみた。





どこかの雑誌に寄稿された大前研一氏の一言が記憶にこびりついている。

『給料はそのビジネスパーソンの“影の尺度”である』


つまりその人が出来ればできるほど影が大きく長くなる、つまりその人の実力に応じてのみ給料が比例するということを意味しているのだろう。つまり、実力も結果もなくして、高い給料がもらえるわけがないのだ。

そんなことは誰もがわかっている。にも拘らず、その若手のように、頑張ればもらえると勘違いするケースも出てくる。


その勘違いの落とし穴が「業界」という軸である。


絶対給与額は業界よって本当にピンキリである。少なくとも20代やそこらで1000万円の給与が出るのはたぐいまれなる本人の実力以外に、「業界」という制約条件をクリアしたのみである。

エリート官僚や経営者を除外すると、可能性が比較的高いのは外資金融系や大手コンサルティング会社などだろう。つまり、ビジネスモデル的に超高付加価値で高利益率でないと高給はありえないということ。もしくは訪問販売や保険屋などフルコミッション系か、怪しいネットワークビジネスくらいなものだ。


つまり、『20代で1000万円稼ぐのは本人の実力x業界の方程式がなりたった場合のみ、実現する“可能性が高い”』という結論に至るのはそう難しくない。給与額は努力と業界のマッチングの条件的結果論といえる。







ゆえに、いい加減な経営で人員の70%を削減する事態まで陥っても経営陣が1名も入れ替わらないベンチャー企業における給与1000万円という言葉は幻どころか詐欺文句に近いと言えよう。

世間を知らない若手に給与の真意を理解するのは困難かもしれない。可哀そうだが、彼女が彼女なりに出した結論であり、結果は神のみぞ知る。


高給を狙うなというわけでは全くない。むしろ額はともかく、狙うために努力するのは非常に良いことだ。努力なくして成長はなく、成長なくして結果はない。そして結果なくして高給はありえない。とはいえ結果が出ていても高給が約束されるわけではないのも事実。また同時に、高給は責任・リスクそして場合によっては不幸せと背中合わせの関係にあることも同時に考えなければならない。

ゆえに金額そのものを求めるのではなく、自分の人生における幸福な姿を構成するためのほんの一つの尺度としてとらえたほうが良いのかもしれない。
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素直に頼ること
あっという間に時間が経過する…恐ろしいほどに。
曜日感覚を欠如させながら突っ走っていると、気が付くとアドベンチャーレースが目前に迫っている。


平日のトレーニングは続けているが、慌ててチームミーティングを開き決起会を開いてモチベーションを上げる。年数回の楽しみにしているイベントなのに、こんな状態は良くない…。しかし、前回5月の奥多摩戦の反省からトレーニングを積み、チームムードも順調。


アドベンチャーレース第2戦は福島県の桧枝岐村が舞台。このステージは初めての参加ゆえ、地理感覚もレース特徴も不明。ただ救われたのは、梅雨の合間の快晴と、前回の奥多摩大会で知り合った他のチームメンバーの存在。



初めてのステージにドキドキしながら進んだ今大会、結果は53チーム中12位でフィニッシュ。

★CP1~3 : ラン
→ロード移動とスキー場頂上までの直登往復の3Dトレラン。回る順は自由、直登は思った以上に体力消耗せず。元気に先頭集団に位置付け成功、14位で通過。

★CP4~10 : トレイルラン + スタンプラリー + 岩魚掴み
→廃道と化した藪を抜け、幼稚園の庭を抜け(もちろん許可済み)、様々な温泉宿を回ってスタンプをゲットしながら走るというファンコース。次いで岩魚を素手で捕まえてさばくという珍種目。13位で通過。

★CP11~14 : 藪こぎトレイルラン
標高1000→1500mまで高度差500mアップを尾根伝いに藪を漕ぎながら直登。登山道どころか、ケモノ道すらない山の稜線をひたすら登るが、不覚にも熱中症の初期症状か吐き気を催し、パックを仲間に持ってもらって競技を続ける。得意の下りは元気を取り戻して谷を一気に走り下る。10位までランクアップ。

★CP15~16 : チームチャレンジ + ラン
歌舞伎の1シーンのセリフを間違いなく暗記して演じる。暑さでフラフラになりながらも一発で通過。9位のチームとほぼ互角。

★CP16~18 : MTB
斜度はあまりきつくないものの、長い長い延々と続くロードの上り。チームが最も不得意とする種目。女性メンバーが若手メンバーに牽引してもらうが、次第に疲れからダウン。その代り女性が超元気回復するも、入れ替わりで僕が両腿を攣ってしまう。2チームに抜かれて12位にランクダウン。




この大会で何を学んだのか。

前大会では、女性メンバーが意固地になってチームにとってプラスにならない行動からチームの在り方を学んだ。逆に今回は、頼り引っ張り合うことの重要性を学んだ逆転ドラマから気付きを得たといえる。

炎天下の中で長時間自然と戦っていると。怪我や体調不良は予期せず起こる。今回は自分自身といつもパワー系のメンバーの熱中症症状。一方、前回体調不良を起こした女性は最後の最後までめちゃめちゃ元気で戦う気力を失わなかった。


素直にMTBを牽引してもらう。ザックを持ってもらう。年齢や性別に無関係に、好調の者が不調の者を助ける、そして素直に助けを求める。諦めない不屈のハートも大切だが、勝つために必要な最善の方法を意地とは無関係に選択する勇気。


2回の大会を通じて、自チームのベストプラクティスが出来上がったことになるが、本質的にはまさに経営でも同じことが言える。この実体験をどうさらなるコンサルティングの質に転化していくかを考えてみよう。

それが机上の理論だけではない、体験や深層心理を駆使した自社独自の高品質なアウトプットになるのだ。












美しき脱線
ある企業の出来る営業ウーマンが“直感”で引き合わせてくれた「必然の縁」。

同じく人事業界の経営者で業務上は多少かぶるところはあるものの、「同じ匂いがする」ということでまずはお会いしたのが数週間前の都内でクレーンがぶっ倒れた日の夕方。


引き合わせてくれた女性をはさんで両社の会社案内をしつつも、次第に話の脱線が多くなってゆく。盛り上がる二人を尻目に、聞きながら必死で話題についてこようとする僕の部下と営業の女性。






話が脱線するのは方向性さえ間違わなければ、非常に良いことである。もちろん訪問の目的を果たさなければだめだが、脱線こそが初対面時の相互距離感を縮める重要なファクターだ。それは主軸から外れた“共通項”があるからこその脱線だから。

今回は美しいまでに話が逸れる- とはいえ、趣味が同じなわけではない。教育に対する考え方や人生観について話が発展しただけでなく、発する一言一言が、そのままストンと腹に落ちるのだ。相手の言うことがそのまま腹落ちするということは、心から共感しているということ。感じたり考えたりすることが酷似しているということ。


初めはお互い経営者ゆえか?とも思ったが、生き方まで似るのはなかなか稀である。

そして脱線から気が付いた重要な真実… 『志が非常に似ている』ことに。





それから数週間後。お互いの強みを生かした業務提携に話が発展し、共に飲みにも座禅にも共に行くようになるまで関係性が深まる。しかも追い打ちをかけるように、同い年であることも発覚。



一人の営業の女性が直感で引き合わせてくれた『縁』。


本当に不思議なものであると同時に、“引き寄せの法則”が頭をよぎる。ルイトモの原理と同じように、同じ温度やハートを持っていると、こうまでも自然と引きあうものなのか…。



この出会いが、両社にとってどのようなシナジーを生むかは神のみぞ知る。しかし、すでに両者の関係は刻一刻と深まり、有機的なものに展開していくシナリオはすでに進行形になっているのだろう。



今後がわくわくである。








企業理念と社員の涙
企業理念を持っている会社は数多くある。

しかし、それを社員が知っている、少なくとも覚えているという会社は少ない。ましてや行動に移せている会社は極めて極めて少ない。


昨今の経済状況からすれば、理念など売上にならないことを唱えても…という経営者の言い分が聞こえてきそうである。しかし売上を上げることは企業存続という中長期視点から捉えると処療法でしかない。実は不況だからこそ社員の心を一つにまとめる中心軸=理念・DNAが必要不可欠。それが本当の問題解決であるのだが、これらを疎かにしがちな企業が多いのは非常に残念に思う。


そんな中でも、理念を軸に徹底的に会社を良くしたいと強い思いを持った経営者をサポートしているが、現在、200年の歴史を持つある企業の組織変革に携わっている。

その社長の衝撃的な言葉に心を打たれた。こんな風に社員に堂々と言える会社が増えたら、日本はもっともっと元気になる!と元気づけられた出来事があった。





長く天候も安定していたGWを返上して経営陣と挑んだ企業理念構築合宿。アウトドアで心を解き放ち、自分自身と会社の将来と向き合い、経営陣全員で魂を込めて一字一句描き出した企業理念-ミッション・ビジョン・バリュー。

それから数週間。

新しく明文化した確固たる軸として社員に発表し、経営陣自らがコミットする決起集会。合宿の写真や動画を取り入れて社員に少しでも理解してもらいたい、共感してもらいたい想いを込めて、毎晩業務終了後に経営陣が集まって寝ずに資料を作り込む。今までバラバラだった経営陣が一枚岩になって取り組むように劇的に変化した結果だった。


発表の日。

そこには丸裸の社長の本音が込められていた。聞いていた何人もの社員が、涙をぬぐった。そして、最後にどこからともなく拍手が沸き起こった。そして社長もうれし涙とともに何度も何度もお礼を言った。

社員への発表は組織変革プロセスの第1段階の一つにすぎないが、理念に魂がこもり、社員の心を震わせた光景は確実な成功への兆候といえる。


経営がうまくいかないことを他責にしがちだが、この企業の経営者違った。自らの失敗を認め、仲間とともに本気で変革に望む姿勢が200年もの歴史を持つ企業を動かし始めたのだ。




僕の心までも動かした、社長の想いを紹介する。

****

社長からの押し付けではない、みんなで創る「ミッション」がほしかった… 「みんなのミッション」が…

でもボーナスもまともに出してあげられない会社の状況に罪悪感を感じ、
焦れば焦るほどに逆にみんなの心が見えなくなってしまった。
焦れば焦るほどに、任せることができなくなってしまった。
焦れば焦るほどに、待ってあげる余裕をなくしていた。

自社に縁あって集まったことの意味。
チームとして助け合うことの意味。
それぞれの人が得意なことも、不得意なことも持っていて
そんなみんなが集まって支え合うことの意味。

心の底から「信じること」を忘れてしまっていた。
一人で答えを探しまわり、やがて疲れ果てていた。

社長らしい社長。
何でも知っている社長。
すべてを解決する社長。
そんな社長を演じることに疲れ果てていた。
そんな社長を演じることから逃げだしたくて仕方なかった…。

でもこうやってTAKと出会い、欲しくて欲しくて仕方がなかったミッション・ビジョン・バリューが出来上がった。
一人では決して創れなかった「みんなのミッション・みんなのビジョン・みんなのバリュー」が出来あがった。

今ここにいる意味を感じて、みんなで助け合おう。
みんなの力を一点に集中したとき、道は必ず開けるのだから。
肩の力を抜いて、裸の心で飛び込もう。この仲間を信じて。
もう怯えることからサヨナラをしよう。僕達は一人ではないのだから。

自分の目の前の人を大切に。
今、この瞬間を誠実に。
この仲間と共にこの船に乗って、人生の冒険を楽しもう。

*****


これからもこんな真直ぐな経営者と組織を心から応援し、高品質なコンサルティングを提供し続ける! -社長と社員の涙を見て心に誓った梅雨入りの日である。

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