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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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『6競技120km36時間ノンストップ + 1種目72km24時間耐久』 の景色
今年最大のプライベートにおける『挑戦』が静かに幕を閉じた。


いつもいつも思う -なぜ、こんなに辛いことをしてるんだろう? と。


『挑戦とは自分の中のコンフォートゾーンから一歩踏み出すこと。挑戦は勇気と努力から構成され、それらなくしては成長はあり得ない。絶対に。』

よくコンサルティング先の社長や自社の部下を叱咤激励するときに使うフレーズ。でも、実際にそれを自分自身で実行するとなると、どれだけ理解していても何でこんなに辛すぎることを…と自分自身に呆れる。

しかし、それを乗り越えた時に、乗り越えてみないと見えない景色が存在するのもまた事実。



・10月第1週目 : 日本で最も過酷なアドベンチャーレース “里山アドベンチャー”

6競技合計120km36時間夜間ノンストップという想像すらできない未体験ゾーン。ラフティング→MTB→トレッキング→ロープアクティビティ→キャニオニング→カヌー→MTBという複数種目を3人ひと組ですべてこなす。しかし自チームはスキル不足・装備不足・体調不良に悩まされ、90km戦い抜いたものの無念の脱落。

スタートから17時間後、90km地点だった。


ゴールできなかった悔しさは心の奥底に棘となって抜けない。心が痛い。


誰か一人のせいではない。チームメンバーの装備・スキル・体調のすべての面において弱さが露呈したのだ。ゴールできなかったことより、自分に負けた感が一番痛い。もっとできることはあったはずだ、と。




・10月第2週目 : 日本最高峰トレイルランニングレース “日本山岳耐久レース”

奥多摩の山々を71.5km、24時間以内に走破するただただシンプルかつストイックなレース。マラソンのように数キロ毎にエイドステーションがあるわけではなく、44km地点1か所だけ最大1.5リットルだけ水を補給できるのみ。誰かに何かを借りたり貰ったりすることも禁止。山の中だからリタイアしたくともコース中の数か所しか人がおらず、そこまでは死んでも辿り着かなくては脱落すらできない。

そんな過酷な環境下に己をさらけ出し、戦い抜く。しかし、現実はそんなにかっこいいものではない。


僕は心拍数150/分か10分/kmというペースで全行程休まず淡々と歩みを進めることだけを意識し、72kmという長丁場を自分の身体の声とゴールするという必達意識だけで走り抜く。

スタートから十数時間、特に夜はヘッドランプの明りだけで不眠不休で朦朧とする意識の中で、何度も逃げ出したくなったし、こんなドMなレースに参加したのか後悔の念すら覚える。

この先に、何が見えるのか?果たして何もないのではないか。


そんな中でも、必死にゴールを目指して歩む人たちや応援に駆けつけてくれる仲間を見ていると、闘っているのは自分だけじゃないんだなぁとしみじみ感じながら、フィニッシュテープを切る。


リザルトは凡庸だが、やり抜いた感と達成感はヒトシオ。




「挑戦」と「辛さ」の化学反応の中に生まれる自己成長感。

いや、成長感というより、自分の限界をまた少しだけ遠くに押しやった感じ。まだまだこんなもんじゃ自分は折れない、終われない -そんな景色を手にれたのだ。


どん底を経験した人は強いという。

そういう意味では、意図的にどん底を味わい、そこから自ら這い上がることで自分のタフさを高めることに近いといえる。ゆえに、この2大レースに参加した意義を自分の心と体の中でしかと体験できたはずだ。


2010年、僕はどこまで行くのだろう。
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一歩一歩の積み重ね
「今年はもっときっついプログラムをお願いしたいのですが・・・」

久しぶりにお会いした経営陣がニコニコしながら話を切り出す。去年そのクライアントの組織価値観に当たる「イズム」を全社員で魂を込めて策定したいという依頼を受けてのリピートだ。


会社の会議室なんかで作る薄っぺらいクレドなんかではなくて、「こうありたいよね!」という感情や想いや情熱を練りこんだ“質の高いレベル”で策定することが、組織風土を戦略的に構築するのには必要不可欠である。

その企業は昨年の大成功を受けて、それをさらに熟成させて社員一人ひとりの心に浸透させたいというステージに差し掛かっていた。それゆえ、昨年の感動体験を知っているがゆえに、もっとキツイものをというリクエストも頷ける。





昨年は数キロのキャニオニングを通じて、自社組織のありたい姿や人間関係を丸裸にして洗い出し、本音と魂をその企業のイズムに吹き込んだ。その過程には、感動や悔しさや涙があり、腹の底からこうありたいという、「命の叫び」のような湧き上がってくる感情や想いを全員で確認しながら言葉に明文化した。

それをさらに深く浸透させたいと願う今年は、社員の一歩一歩の努力の積み重ねが理想の組織に近づけることを理解してもらうため、ネチッこく辛いプログラムにバージョンアップ。


富士山麓で40kmという距離を歩破し、樹海を渡り、洞窟を探検するというスペシャルカスタマイズしたプログラムに仕上げているだけに、参加者の誰もがしんどく、すぐにでも逃げ出したいという感情に駆られていただろう。

しかし、誰一人としてあきらめず、仲間を鼓舞しあい、時には女性をおんぶし、時には手を取り合いながら、全員でゴールを目指す。そのタフな環境の中でこそ、本来の自分が試されると同時に信頼関係が問われる「真実の瞬間」。それを全社員が味わった -大成功したのだった。


全員の一歩一歩進む歩みだけが、理念経営という遠いがあるべき姿へ連れて行ってくれる。

イチローが2000安打の記録を樹立した時に発した言葉がそのまま蘇る。





その企業は別に体育会系ノリでやりたいわけではないはずだ。そして当社も体育会系では全くない。理念の構築や浸透に『最も効果的な方法』としてアウトドアを“利用”しているにすぎない。


クレドカード配布など安易にできる方法は、所詮効果もほとんどないのが現実である。社員の心の状況を確実に把握し、それにピッタリの方法を選択しなければ理念など所詮「絵にかいた餅」である。

それを理解している本物の企業のトップは手法の差こそあれ、理念経営に成功している。そしてここにまた、理念経営に一歩近づいた企業が生まれた。それは参加者の晴れ晴れとした突き抜けたような笑顔を見れば一目瞭然。



組織は社員と経営陣の小さな小さな一歩の積み重ねでしか成長しないのだ。

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