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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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自分の素
仕事を早めに切り上げ、車を北に走らせる。

小学校高学年から社会人になるまでいたそのエリアは当時よりものすごく発展しているが、所々当時の面影を残し淡い記憶を解きほぐしていく。


今日は何を話そう?


いつもなら論理性と優先順位が頭を支配しているから、どんな状況だろうと-結婚式でいきなりスピーチを頼まれても- 一瞬で会話や話を組み立てることができる。しかし、今日は最終的に何を伝えるかは決まっていたが、何からどう話すべきかは全く見当がつかないでいた。

こんなもどかしい鈍い頭の回転数を味わうのは久しぶり…材料は目の前にたくさんあるが、どう調理したらいいかわからない料理ができない主婦のようだ。



昨年のやることの最後の達成 -師匠に会うこと。


その時はゲリラ訪問ゆえにものの数分しか話せなかったために、仕切り直しになったのだ。それはそれで頭の中を整理するいいキッカケにもなった。そして正月の帰省中に当時学校で書き記していた学級日誌のようなノートを見返し、あの頃師匠が伝えたかったことを成長したであろう現在の頭で翻訳し直す作業もできた。


待ち合わせ場所に着くと一言、「よう!」相変わらずの男勝りな口調。

予約しておいた落ち着いたハワイアンレストランであらためて再会に乾杯。師匠と飲むのは初めてだ。適当に注文をしてからは、話が流れるままに任せる -僕のことは所々で報告すればいい。僕が何をしてきたよりも、中学卒業から22年が経ち、37歳の自分がどんな人間になったのかを少しわかってもらえばいい、そう思い直す。


はやり中学の教師だけに教育の話題が中心。

僕も教育には非常に興味を持ち始めているだけに話は尽きることはない。いや、正確には師匠が7割方話しっぱなし。自分のこと、息子のこと、生徒のこと、部活の事、学校のこと、最近の教育傾向のこと。

僕はニコニコしながら、師匠の相変わらず熱い話に耳を傾ける。



ふと気がつく -あの頃よく叱られたりノート3ページにわたって赤ペンでビッシリと小言を書かれたりしてきた師匠が伝えたかったことが今でも全然変わっていないことに。


一人では生きていけない、何よりも仲間を大切にすること

自分がどう思うかではなく、相手がどう思うかであること

愛情の反対は怒ることではなく、その人間を無視すること


そしてまさに教育現場にも多々携わる現在、師匠の考え方すべてが手に取るように理解できる。しかも師匠の教えを、無意識にも自分が死守し発信していることでもあった。


そしてある結論に辿りつく。

僕はこの人の教えが土台になっているということを。



もちろん今の性格や考え方、そして人間性は両親や仲間関係、海外放浪、外資系勤務でも培ってきたには間違いはないが、少なくとも己の理解が芽生える中学時代に受けた師匠の想いがしっかりと心に刺さっていることは事実だ。

大袈裟かもしれないが、言ってみれば「両親以外から受けた自分という原点」。


それを確認できただけで十分な価値があった再会。次に会うのはいつの日だろうか。

多分、この教えも関係もこれまでもこれからも変わることはないだろう。

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