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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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進むか、戻るか? それとも?

アウトドアでの心理変化を利用して意識改革による組織V字回復を行う自社においてもはや「会社行事」に近い存在になってきているアドベンチャーレース。


6月は福島の尾瀬近郊が戦場だ。この大会はレースそのものよりも、舞台となる桧枝岐村そのものとの交流と地域活性化的目的が強いため、他地域や他のレースよりも雰囲気が異なるのが特徴。

昨年は旅館のおばあちゃんがチェックポイントだったり、台詞を暗記して瞬間歌舞伎を演じたりと目を吊り上げて挑むガリガリの競技と言うより『大人の運動会』のような雰囲気で楽しめる。そして何より、レース後は村の商工会議所主催でBBQ大会が催され、チームだけでなく村人との交流も温泉も味わえるという素晴らしいおまけ付きだ。

しかし、そんなノホホンとした会場設定とは裏腹に、レース自体は参戦チームの上位半分が『地獄』を見ることになる。






自チームは若手エースが故障で出場を断念したため、僕とビギナー女性メンバー2人という構成に。当初は順位を気にせず楽しむことを目的にFUN参加予定だったが、知り合いのレーサーもたくさん出場していたため、僕は無意識に戦闘モード。


スタート直前まで降り続いた雨は奇跡的に止み、気持いいスタート。

CP1からCP6まではトレッキング&トレイルランニングセクション。足元は少しぬかるむが47チーム中12位で通過。村の人との交流的セクションと岩魚掴みセクションを楽しく終えて15位で、後半のMTBセクションへ。CP13~18まで構成されるMTBの前半はさほどきつくなく女性メンバーも心からレース展開を愉しんでいた -CP16までは。


CP16から山の中に入る。コンパスと高度計で地図を読むと、山の中へと言っても道がない。実際、ケモノ道すら存在しないところをMTBを持ってCP18まで到達しゴールへ向かわなくてはならない。


いわゆる『藪こぎ』である …しかもMTBを担いで。


CP17はまだ良かったが、CP18は標高差にして100M も上にあるし指示書には藪斜面を登れとある。藪斜面と言っても平坦ではなく、生身の体一つで登るにしても雨あがり後のぬかるむ足元では難しい。それをMTBを担いで上がるのだ。

しかし背丈以上ある藪に行く手を阻まれるだけでなく、木々がMTBに引っかかり前に進めない。しかも自チームはかよわい女性が2名。男性の僕でさえも苦しいの「MTB担ぎ藪登り」は女性にとってはさらに困難を極める。最終的には僕が自分のMTBを上方に上げてから下に戻り、女性のMTBを再び担ぎあげる。女性2名で1台を引っ張りあげる。

その繰り返しが延々と続く。


食料は底をつき水も切れ始める。ウエアはドロドロ、スパッツはボロボロ。息は切れ切れで体力の限界。これまで
数多くのレースに参加してきたが、部分的ではあるが、ここまできついセクションは初体験。





戻るか… いや、最終CPまで来てリタイアはしたくない。

VS

進むか… いや、体力も気力も水も食料も限界。 



もう正直どっちも嫌だ -しかし女性2名の前ではそんなことは言えない。逃げ出したくとも、逃げ出すところがない。リタイアしたくても山岳救助隊がヘリで釣り上げて運んでくれるわけでもない。いっそのこと集団遭難するか??葛藤に続く葛藤。ある意味、究極の選択。



結局、どんなに辛くてもしんどくても前に進むしかない選択肢。自分が選んだからには、進むべし。 


残酷なまでの体力消耗と朦朧とする意識の中で、なんだか経営と一緒だ…とフと思う。



そう、人生はすべて前に進む以外ないのだ。だったらトコトンやるまでだ。
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経営者がつけた 9.4/10ポイント
日本各地から情熱的な社長たちが続々と集まり始めた。

場所は新緑が眩しい河口湖のほとり。前回は大雪に見舞われたことが懐かしく思い出される。『情熱社長合宿』と名付けられた、ひときわ熱い経営者だけが集まる経営者のための合宿である。

どんなことが起こるのか楽しみにしている社長、体力がなくて不安な表情の社長。様々気持ちであいさつを交わしていくが、やはり共通しているのは『自分を高めたい』と思うオーラというかパワーに満ち溢れていることだ。


参加者全員が知っているわけではない。しかし、この集まったメンバーで熱い熱い時間を過ごすのだ -アウトドアを利用して組織や経営者としての在り方を実体験的に学びながら。


一緒に企画した経営者と少しハードにして深くガッツリと学んでもらおう、ということで前回まで単発で行っていた洞窟プログラムを他のプログラムと複合にし、『人生で初体験』をキーワードにコンテンツを組み込んだ。



 ★セクション1 : 自転車+地図読み
⇒全員で目的地と時間をチェックし、自分たちの力でチェックポイントを回る。たかがオリエンテーリングのようだが、どのように人員を配置し効率的に誰一人として欠けることなくこのセクションをクリアするかが求められる。距離にして22km、富士山麓にあるスキー場入口までの半端ではない急勾配を登らなければならない。


 ★セクション2 : 青木が原樹海トレッキング
⇒地図とコンパスを頼りに、日本でもあまりにも有名な青木が原樹海を歩く。古い登山道をたどっていくため迷子になる危険性はないが、はやり自殺の名所ともいわれる場所だけにみな口数が減る。人生で何回か富士山に登頂する人はいても、樹海に足を踏み入れて地図を頼りに歩く経験は滅多にないだろう。


 ★セクション3 : 風穴ケイビング (洞窟探検)
⇒深い森の中にポッカリと口をあける洞窟。あたりは気温25度を超えるのに、真っ暗な穴がある陥没エリアの気温は一ケタ台。厚着をしてヘルメットとヘッドランプを装着し、恐る恐る穴に侵入。内部は完全に気温0度。床は完全に凍りつき歩くのも困難な中、スペシャルプロジェクトを展開。


 ★セクション4 : MTBライド
⇒洞窟を無事脱出した後、街灯一つない富士の山道をMTBで駆け抜け、最後のチェックポイントに向かう。長い長い行程とハードなプログラム。参加者はみなヘロヘロだったが、いい笑顔だ。


キツイのはみな同じ。しかしどれだけ周りを気遣い励まし合っていたか。どれだけゴール達成を意識していたか。どれだけ時間にこだわっていたか。 -その重要性は企業運営でも同じ。回転の速い社長はもうこの時点でこの合宿の真のポイントを押え始めていた。


 ★番外セクション : 河口湖湖畔で焚火
⇒キツかったが参加者全員でやりぬいたプログラムを勉強会で振り返り、企業に照らし合わせて経営者としての組織の在り方を考察する。このレビューの時間こそが、合宿の神髄であり実体験から気付いたことを形式知化して学びとして昇華させる重要なポイントだ。そして河口湖湖畔で焚火を囲んで語り合う。

ゆらゆらと揺れるオレンジ色の焚火を目の前にジワジワと経営者同士の絆が醸成され、そして自分自身の会社と素直に向き合える時間。





何もアウトドアをしに来たわけでもなく、軍隊の経験を積み来たわけでもない。

人間は頭では多くのことを理解できる。しかし行動に移せるのはごく僅かだ。自分ではできていると思っていることが、実はできていなかった、というシーンに出くわすことも多いだろう。まさに理解と行動化のギャップから自分自身を客観視し、省みてさらに自分を磨く。

この体験による気付きというものは、座学などよりも圧倒的に深く心に刻み込まれる。なぜなら、そこには感情が組み込まれるからだ。自分自身が体験した事だからどんなことよりも納得感があり、腹落ちしている。だから忘れないし、気付きを次への展開に生かすことができる。



その一つの効果的な方法としての『体験型情熱社長合宿』。


社長自身が評価する合宿満足度は10点満点中9.4点と高い評価をマークし、全員がほかの経営者も誘いたいと回答。この合宿は夏の陣から冬の陣まで数回続く。そこにはどのようなドラマが生まれるのだろうか。


もっともっと日本の熱き経営者を応援していきたい。

転機 -志高き者たち

人生において転機はいくつか訪れる。

転機とは、その人に全く無関係な外部環境的要因か、もしくは何かに徹底的に打ち込んで知らずとして自ら環境を変えたことによって起きる気がする。

そして転機というヤツは振り返ると往々にして「あれが転機だった」と後から認識することが多いものだ。


自分的要因の転機となった時の仲間と再開した -その仲間とはビジネススクールのメンバー。


2002年から通い始めた夜間のスクール。D(不可)判定で単位がもらえないのは自腹通学ゆえに致命的だし、同じ授業を受けたくないがためにそれなり真面目に取り組んでいた。それはあくまでも自己研鑽の意識に過ぎなかった。もっといえば、会社から指示されたわけではなく、しかも自分で稼いだお金で勉強するという自己満足的なレベルだった。


しかしビジネスへの興味はマーケティングを学んでから一転する。





その講師はとてもクールな若い男性だった。

テレ屋なのか少し伏し目がちだがいつもニコニコしている。また常に片手をポケットに入れている姿はクールにも見える。

しかしマーケティングという科目にヒヨッコな受講生たちがピヨピヨ発言すると

「何が言いたいの?」「意味不明、はい次の人」


見た目とは裏腹に、サクサクと発表を切られる。中には明らかに講師より年上の人がいても容赦なく終了 -清々しいくらいに。


皆、何度“撃沈”させられたか数えきれない。でも悔しさが先行し、もっと深い予習と発表への執念となりそしてクラス仲間と徹底的に勉強した。まさに「遅かりし青春」と言ってもいいくらいに燃えた。面白さと悔しさから我武者羅に取り組んだことが功を奏したのか、最終回のレポートでB(良)判定をゲット。その判定をウェブで見た時は思わずPCの前でガッツポーズをとったことも鮮明に記憶に残っている。それほどやり遂げた感があるのは大学合格以来だろう。


散々だったクラスでの扱われ方から一発大逆転、高評価を手にしたことからビジネスへの興味が爆発。

なぜこんなに面白いものをもっともっと若いうちに学ばなかったのかという後悔とそれを取り戻すかのようにビジネス論に夢中になった。MBAに関する本を読みあさり、現実世界で照らし合わせる。理論と現実を行ったり来たりを繰り返し、フレームワークの有用性とその限界を知る努力を続け今に至る…。




まさに今の自分の原点ともいえる講師であり科目、そして共に切磋琢磨した仲間。その科目から7年の時が経ち、今久しぶりにこうして旧友と再会。

ただの中学の同窓会などとは違う再会の嬉しさ。それはタフな時間を乗り越えた者だけが味わえる嬉しさともいえる。僕たちはよく「戦友」という言葉で表現する。少し大袈裟だけど、その言葉が最もシックリくる。しかも懐かしさだけではない。今でも頑張っている現状を話せば話すほど、未来へのパワーの源泉になる志高き仲間たち。こんなメンバーと過ごしてきたんだなぁと思い返すと同時に、今でも頑張り続けているに勇気がわく。


そんな中、外見も例の話し方も変わらない講師が、50名ほど彼を慕って集まった様々な元受講生に言った。

「心地良さに安住したくなったら、そこを去れ。常に挑み続けろ」
「役職は役割であって権限ではない。常にプロとして最前線で戦え」


教え子たちにそう伝える姿は、超大手のカリスマコンサルタントから身を引き新しい世界に飛び込む彼自身に言い聞かせているようでもあった。


自分の転機となった彼に心から感謝をしつつ、改めて今後の自分の路に想いを馳せる必要性を感じた初夏の夜である。
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