FC2ブログ

焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
47箱分の気持ち
気がつくと僕のマンションの入り口は段ボールの山ができていた。

レース仲間と東北被災地ゲリラ支援に行こうと決めた翌日。

マンションの管理人および組合理事長に掛け合い、マンションのエントランス広場を支援物資回収エリアとして利用させてもらうほか、マンションの住民に物資提供を呼びかける許可を取り付けた。

しかしそれだけではとても不安だった。誰か協力してくれるのか。エントランスという共用部だけに物資を持って行く人がいるのではないか。様々な憶測が脳裏をめぐる。


一方で、行き交う住民の方々には激励の言葉を頂いたりと、不安と勇気を行ったり来たり。



それから2週間。

最初は僕自身が出した数箱が、日を追うごとに一つ、また一つと増えてゆく。その度に緩む表情筋。


被災地の子供たちのために、と題して提供をお願いする張り紙をしただけだが、その想いがマンション中を駆け巡り、中にはわざわざ物品を購入して提供してくれる家庭まであった。

「何かしてあげたくても、何もできない。だから想いに“便乗”させてもらっていろいろ買ってきたの」という主婦。

「これ、大切な宝物だけど、東北の子供に持って行って」という小学生。


こうして人々の温かい『気持ち』が加速度的に集まり始めた。そして気がつくと段ボールやビニール袋は山のようになっている。またチームメンバーが会社や個人で集めた物資も続々届き、上積みされてゆく。

本当にこれらを車1台に全て積み込めるのか…?嬉しい悲鳴。




出発前、物資をすべて一度開封して仕分けを行う -励ましの手紙はそのままに。

最終的に集まったのは大小の段ボール箱で47箱分の『応援』。

子供服:21箱・靴:3箱・おもちゃ:6箱・ベビー用品:2箱・日用雑貨:2箱・調理器具:1箱・ぬいぐるみ:1箱・タオル:2箱・マスク:1箱・毛布:2箱・絵本:4箱・医薬品:2箱。

加えて炊き出し物資として、ミニホットドッグ:200食・セルフデコレーションクッキー:160食・缶ジュース:200本・駄菓子:140個・スナック菓子:30袋を用意。


レンタカーをしたハイエースに積み込む。

仕分けから積み込みまで大人2名が3時間半かかけて、貨物室は天井ギリギリまでテトリス状態の山積み、後部座席の足元にまで置いてやっとのこと押し込む。

超汗だく。


一つ残らずチームメンバーの各関係者全員の『想い』を積み込んで、今夜仙台に向けて出発する。

スポンサーサイト
東北をめざして
3.11の震災から春の訪れさえ「自粛」ムードが漂い、どんよりとした日々。

自粛だ節約だと活動エネルギーを押えこんでいてもプラスには働かない。


しかし季節は全地球上で公平にめぐり、桜も満開を迎え山々も萌黄色に染まり始める。それをきっかけに、アドベンチャーレースのチームメイト5人と高尾山ランに向かう。思いっきり体を動かして、少なくとも心身だけはリフレッシュしようということで、早朝の高尾の麓に集合。

最も未整備で客が少ない稲荷山コースを登り、紅葉台→一丁平→小仏峠→影信山を縦走する往復15km程度の行程。一般的な登山客の足で約3時間半のコースを1時間半弱で走り抜ける。

そして原木で栽培されたナメコ汁を食す。ワラ栽培のクリボーのようなナメコではなく、椎茸のような立派なナメコと刻んだ山柚子が散らされた、隠れた絶品。

麓に戻ると昼食はやはり高尾蕎麦。正直、これを目当てに走るといっても過言ではない。そして消費カロリーと摂取カロリーのバランスさえ、忘れそうになる。





蕎麦を堪能しながら、チームメイトに持ちかける。

「弾丸ツアーだけど、東北支援に行かない?」


“自分の五感で現地を知り感じ考え、自分達にできることを行動に移す”というコンセプトを話すと、全員が迷うことなく、その場で満場一致で行こう!で決まり、すぐに日程も確定。このスピード感、やはり強烈な苦楽を共にするレースメンバーだなぁとつくづくありがたく感じる。

たった数名だけど、その数名でできる支援もある。そしてそれぞれが準備を始めた。





情報を仕入れるために、経営者の会で大規模なボランティアをやっているメンバーに協力を乞うと、たくさんの現地アドバイスが集まる。

アドバイスだけでなく、その会で送っているのべ数百トンという物資の一部をも持たせてくれた。どんなルートでも被災者に届くことが重要だ、と。前にもそこで物資の仕分けのボランティアを行ったが、その善意の集合体である支援物資を100kgほど預かる。


2週間後、すでに手配したレンタカーを駆って、被災地の子供たちに笑顔を!という想いで東北に向かう。

どんな旅になるかは分からないが、「日本を生きる」を心に刻みたい。
新体制
桜の季節からずれること数週間。

2011年に入り事業の様々な可能性を模索しながら考察と躊躇と覚悟の連続。

そして4月1日、これまでの組織体系を見直し、新体制を組むことになった。


とはいえ、「会社を拡大する」「大雇用を生み出す」といった極一般的な展開ではない。

それどころか、自社の市場におけるSWOTや目指すべきミッション・ビジョンを考慮すると、少数精鋭型組織戦略以外あり得ない。マニュアル化して人海戦術で規模を追求する薄利多売には成りえないし、なるつもりもない。つまり企業拡大からは真逆に近い戦略だ。


大きいことは絶対的に良いとは思わないが、巨大化にふさわしいかどうかはビジネスモデルの特性、および理念が決めるものだと思うからだ。





一般企業から送れること11日、新体制を発表。

事業を確実に成長路線に乗せるために、正社員のコアスタッフとテンポラリーのサポートクルーで構成。

いわばアメーバ組織とでもいおうか。必要な人材が様々な役割を担いながらプロジェクトを回してゆく。しかもそれぞれがプロ領域をもち、まさに高品質を生みだす効率的にして最強な体制である。


特にサポートクルーは他社で働きながらも、当社を理解し隙間時間を使って協力してくれる最高の仲間達。

それなりに長く深いメンバーが多いが、信頼できる大切なメンバーだ。





簡単なキックオフの後、飲み会へ。

そういえば、自社関連でそこそこの人数で飲みに行くのは初めてである。

不思議な感覚。


これまでピンで生き抜き、超少人数で効率経営をしてきただけに、サポートしてくれるメンバーがたくさんいるということは本当に心強く感じる。


一歩一歩、確実に前に進んでいきたい。





志を同じくする者
いつもの平日の朝、出かける直前にけたたましくイエデンが鳴る。

ったく出る間際の忙しいタイミングで…!と少し攻撃的な口調になりそうな気持ちを抑えて受話器を取ると、呑気なトーンの懐かしい声が届いた。

オーストラリアに移住した20年来の親友からだ。


彼の嫁・娘が一時帰国中に、実家のあるまさに仙台で被災。幸いなことに直接の被害に遭うことはなかったが、心配で日本まで迎えに行くとの事前連絡だった。

成田空港からレンタカーで直接仙台へ向かい、1週間ほどで成田に戻ってきて出国という強行スケジュール。東京には立ち寄る時間はないため出国直前の空港で再会を約束して電話を切る。




親友と会うのは4年ぶり。

彼がオーストラリアでスープ屋を立ち上げのための資金調達で一時帰国をした以来だ。そのあまりにも急で戦略部俗な中での立ち上げに気を揉んだことは記憶に新しい。


相変わらず良く笑う屈託ない笑顔。ちょっと、いや、かなりでかくなった体型。板についてきたオージー風のジェスチャー。その横には、10か月の娘を抱いた幸せそうな嫁。


4年も会っていなかったのに、先週会ったばかりのような、そんな感覚。出国までの短い時間ではあったがメールでもスカイプでもない“生”な時間。彼とはやはりビジネスの近況報告が多いが、そんなに多くを語らなくても何故か一緒に仕事をしてきたように感覚が分かる。


不思議な感じ。

そして、どこか気持ちが満たされる感覚。





言葉足らずでも伝わる感覚 -阿吽の呼吸とでも言うのだろうか。

その場にいるだけで、なんとなく言葉を発するだけで気持ちが分かるような。


「情報は意図してハッキリと伝えなければ相手には正確には伝わらない」…と仕事ではよく言うものの、なんとなくそれを超えた感覚。もちろんそれでは仕事上では良くないのだが、こういった仲間同士ではどこか心地いいのも素直な感情だ。



当社を4月を迎え、これから新しいメンバーが加わってくる。

ONとOFFは別物ではあるが、ベクトルが一致していて同じ志を持った信頼関係を築いていきたいものだ。


Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。