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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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修論も大切だけど…
梅雨も明け、過酷な爆裂光線を放つ太陽。

7月も最終週、気がつくと大学院のマスターコース2年時の前期も終わろうとしている。大方の単位は取り終えているため、これから修論が本格化する。

夏の入り口、地獄の入り口。


そんな中、恒例のゼミ合宿を開催。第4代ゼミ長を務める僕自身が、教授と仲間の意見を聞きつつセッティング。

その名も「ゼミ焚火合宿」(仕事そのままである…)。一体何をしに行くのか、全く理解できないネーミングではあるが、それもまた良し、夏だもの。





そもそもゼミ合宿は、前期の修論の進み具合をいったん整理し、方向性を絞り込む重要な位置付け。教授ごとに修論を進めるスタンスは異なれど、この時期にある程度後方付けを行わないと、夏休みを無駄に費やしてしまうため、それなりに重要な『仕切りタイミング』とも言える。


もちろん内容も大切だが、しかし、社会人にもなってわざわざ大学院に入りなおすドエム達との出会いも大切な財産であるのも事実。

転職先で関係のあった人とは合わなくなるが、実際に2001年から数年間通ったグロービスで知り合ったメンバーは、今でも連絡を取り合う。それと同じで、『自らの意思で勉学という苦難を乗り越えた戦友』という存在は人生の中でも特別な位置付けになると思うのである。


僕自身が焚火を使ったコンサルティングや教育を行っていることもあるが、かくして、せっかくのゼミ合宿ゆえに、教授とも何度も大手企業で成功している焚火合宿トーンにしようということになったのだ。





今回は夕暮れ時から、海でのBBQ、夜間海水浴、花火大会、そして焚火タイム。とにかくコンテンツてんこ盛り。まだ温かみが残る砂浜、心地よい波の音、優しい潮風に吹かれながら、火を囲むメンバー。

翌日、焚火タイムでのレビューを取ると、また新しい感想と発見があった。


意見とまとめると、こんな表現ができる -

『(浜辺にはそれなりに人がいるのに)火を囲んで座る自分たちだけの占有空間が出来上がり、外界からシャットダウンされた世界に切り離される(集団凝集性効果)。しかし、皆が話すというより、個人個人が火を見つめて自分との対話をしていた(個の内省効果)』

これは非常に興味深い意見である。まさに僕自身の修論テーマである、「焚火理論を用いた組織結束マネジメント」を証明するアウトプット。



個人的にはそんなオマケの気付きもあったが、何より参加した仲間と教授がより強い絆で結ばれ、修論よりも人間関係性の進化を確認できたことが、何よりの成果だろう。



いよいよ明日から8月。仕事も忙しいが、修論のスイッチも入れて夏を楽しみたい。
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13年目の新生
梅雨が明け、獰猛な太陽が容赦なく身を焦がす。一歩間違えば、たやすく熱中症にかかりそうな勢い。

そんな中、M&A直後のベンチャー企業の組織結束プロジェクト 兼 13周年記念企画として担当。


実はこの企業は、僕が独立するキッカケを作ってくれた先輩社長の会社。

「広いオフィスに引っ越したばかりで、空いているデスクがあるから、落ち着くまで自由に使いなよ」

そう言ってくれたU社長。それから8年が経過し、組織も紆余曲折を経て成長路線に乗り、M&Aで企業を拡大するまでになった。そんなタイミングで、ポストMA組織強化の依頼を受けたのだ。





自社の合宿プログラムは、巷にあふれるようなイベント風を通じて『“表面的に”仲良くなる』程度の企画ではない。


深層心理学に裏付けされ、感情変化に合わせてプロジェクトが組まれ、かつ理念や目標の共有・共鳴という理論的なプロセスを経ることにより、人間関係の絆を根本から深耕する理論モデルに基づいている。

それは、1970年代のタックマンモデルを応用した「組織結束の6段階モデル」と称して2012年後半の学会でも発表する予定の、明治大学院の名物教授:野田稔氏の助言も受けて構築・証明された理論である。そこに自社のアイデンティティでもある焚火を用いたTAFメソッド(Talk Around Fire Method)がアドオンされ、日本で唯一の方法論となっている。


単なる焚火をたくだけでは全く無意味であり、正しい深層心理変化プロセスを経て初めて絶大な効果を発揮する方法論でもある。その効果は、社員数万人を抱える1部上場の大企業役員合宿でも大好評であることが証明している。





もともと受託開発事業からASP事業に転換し、成長路線を突き進むH社。第1日目のプログラムが終わり、焚火を囲見始めた時に、社長が言った言葉が胸に突き刺さった。


「世界をホッさせる会社を作りたくて独立したけど、うまくいかない時期があり、自分自身すらホッとすることができなかった。でも今は、こんなにも会社の一体化に積極的に協力してくれる仲間の姿を確認できて、やっとホッとする社内になってきた気がする。ありがとう!!」


暑い中、自社とM&Aで参加する新メンバー全員が、フルカスタマイズした特別プログラムに情熱を注ぎ、第1日目は幕を下ろした。今は、オレンジ色に辺りを照らす焚火のまわりで誰一人欠けることなく大騒ぎしている。


それを嬉しそうに、ウイスキーを片手に眺めるU社長。

「長かったけど、もっと社員がイキイキできる会社にしたいなぁ」そんな言葉が聞こえてきそうな表情。




とはいえ、まだ第1日目が終わっただけ。

明日は、組織の主軸である理念を全員が噛み砕き、共鳴・共感を促進することで、表面的ではない本物の絆を醸成する。このセッションが、感情と理性の最適バランスを生み、一過性では絶対に終わらない組織結束を創出するのだ。明日もまた重要な1日。


心から、U社長とその仲間を応援したい。
原点回帰
あるどんより曇った日曜日。

独立の大きなきっかけとなった先輩経営者に株主としてお招きされ、野村証券の伝説の営業マンの講演会に参加させていただいた。

事前に著書を読んではいたが、まぁよくある『OOナンバーワン』という人々が書いた書籍トーンと寸分違わず、1時間半ほどで読みきってしまった。そして、いつもながら最後のまとめは、「こんな自分でも出来たのだ、君もできる!」という「勝てば官軍」的なアドバイスで幕を下ろすのだ。


とはいえ、彼のセミナー誘致には、相当特別でないと実現できないらしい…という噂も手伝って、少しの期待と経営者なら誰でも抱える課題を胸に足を運んだ。





社長から簡単な紹介があり、出てきたI氏。PPTもなく、マイク一つで講演が始まった。

初っ端から関係ない話を始め、一瞬のうちにオーディエンスの心をつかんでしまった話術には感動である。始まり5分ですでに笑いの渦が頻発していた(意識の高い社員たちであるのは事実であるが)。

彼が証券会社に入社した時の実話とエピソードをふんだんに取り入れ、オーディエンス目線で重要ポイントをチラホラと出しながら語る。時折見せる、「あえて上から目線トーク」や「棘と毒のある言葉」をさりげなく混ぜることで、会話に緊張と弛緩 ~緩急~ を入れながら話すテクニックは百戦錬磨。


そして、10項目ある彼のアドバイスの一つ一つが、体験に基づくものであるため重く説得力がある。同時にぶっ飛んだエピソードゆえに、真似できない…と限界感を感じたりしながら。




その中でも心に刺さるフレーズがいくつも出てきたが、自分の言葉で噛み砕くといくつかにまとまった。

「原点回帰は顧客にあり」

「目前の欲にとらわれず、大志を抱くこと」

「悪い環境を理解・認識して、あきらめない」


など、ビジネスパーソンなら誰でも通じる深い言葉たち。確かのここのところ、小さな壁に当たってはいる。それをモグラ叩きのように潰しても、どうもスッキリ感がない。そんな最中に、突き刺さった言葉。


彼の持つバイタル・パワーと体験に基づく説得感ある重い言葉に感動しつつ、1時間半が終わるころには、自分の心に元気が満ちてくる気持ちすら感じることができた。

久しぶりに「心を揺さぶられた」時間であった。それをお招きしてくれた社長にお礼とともに伝え、同時にせっかく素晴らしい気付きの機会をいただいたなら、それを行動化しないと意味がない。


そう決心した。

小さなことからだが、翌日からいくつかの行動を具体的に変えた。いつまで続くかは未知だが、自分自身の原点回帰として位置付け、もっともっと前向きに転がっていきたいと思う。



焚火理論の検証
創業当時から独自に開発・発展させてきたアウトドアと焚火を用いた組織コンサルティング。

共鳴していただけた企業40社ほどに、独自手法を用いたサービスで経営理念の構築~浸透~運用を行ってきた。

いわんや教育の切り口も合わせると、のべ5000人くらいになるだろう。


また、2008年の書籍出版の際に、自社サービスを大観的に整理することで、暗黙知で築き上げてきた方法論を明確に可視化することに成功した。

言いかえれば、結果を出してきた感覚知を法則化したともいえる。この進化(?)により、説得性や効果性を飛躍的に伸ばすことに成功した。出版で得られた自己気付きは非常に有意義なものであった。




そして、2011年から大学院に通いだし、あらためて組織論を中心に徹底的にアカデミックな観点から再強化を試みている。組織論だけでなく、30歳前半の時にビジネススクールで学んだマーケティングや戦略も再度理論的視点から復習も兼ねて。

しかしアカウンティングやファイナンス等の基礎はすでに以前のビジネススクールで学んではいるため、得に重複して強化の必要性が低い科目は、完全に無視。そもそも「MBA取得」なんぞ全く興味がなく、純粋に組織論を極めること、およびそれに不可欠な付随科目以外は全く履修しないという学生の中でも珍しいスタンスをとってきた。



そして院生の2年次にあがり、経営理念を超専門的に研究しつつ、自社が蓄積してきた経験則である「焚火効果」の検証を行っている。

先行研究を軸に自分の理論を固めつつ、実際の顧客の合宿にて了承の上でデータを取得させてもらい、分析・研究をも積み重ねている。


これが本当に面白い。





これまでは、経験則で成功させてきた経験則である日本でも唯一と言える自社理論を、データをとって研究・理論化できることは、この上ない幸せである。


もちろん自分一人で研究するには限界があるが、組織論の第一人者でもある大学院教授の『野田稔』氏という心強い研究パートナー兼ビジネスパートナーがいる。この方にアドバイスをもらいながら、自社ビジネスの向上とクライアントへの貢献度合いを最大化しつつ、理論化までできるという幸せ!


すでに完成されているものを教える座学系の講師や研修担当は、それはそれでいい。しかし、座学の対極にある体験型学習という切り口で捉えると、体験からの個人の気付きを引き出すファシリテーションは正解がないだけでなく、その「体験」という方法論自体が、俗人的感覚知であることがほとんどであることが、競合調査でも分析できている。

その方法論の効果をデータをもとに研究されたプログラムを提供している企業など皆無に等しいのだ(あるとしたらR社くらいか)。ということは、確実な成果が出るかどうかは、参加者レベルと講師レベルの偶然の肌感覚に過ぎないと言える。誤解を恐れずに言うと、少なくとも、成功体験を出来る限り分析しロジックを構築し、可視化して方法論として分析をしながら累積経験を持たない限りは、「効果は運任せ」ということだ。



ともあれ、おそらくこれまで自社理論をずっと蓄積してきた暗黙知理論が形式知化され、一つの理論として学会などで開示し、論文として世の中に生を受けるのは、時間の問題 -半年後くらいだろう。



こんな風に仕事と研究ができ、顧客により素晴らしい効果を提供できるのは、本当に幸せに思う。


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