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焚火理論の検証

創業当時から独自に開発・発展させてきたアウトドアと焚火を用いた組織コンサルティング。

共鳴していただけた企業40社ほどに、独自手法を用いたサービスで経営理念の構築~浸透~運用を行ってきた。

いわんや教育の切り口も合わせると、のべ5000人くらいになるだろう。


また、2008年の書籍出版の際に、自社サービスを大観的に整理することで、暗黙知で築き上げてきた方法論を明確に可視化することに成功した。

言いかえれば、結果を出してきた感覚知を法則化したともいえる。この進化(?)により、説得性や効果性を飛躍的に伸ばすことに成功した。出版で得られた自己気付きは非常に有意義なものであった。




そして、2011年から大学院に通いだし、あらためて組織論を中心に徹底的にアカデミックな観点から再強化を試みている。組織論だけでなく、30歳前半の時にビジネススクールで学んだマーケティングや戦略も再度理論的視点から復習も兼ねて。

しかしアカウンティングやファイナンス等の基礎はすでに以前のビジネススクールで学んではいるため、得に重複して強化の必要性が低い科目は、完全に無視。そもそも「MBA取得」なんぞ全く興味がなく、純粋に組織論を極めること、およびそれに不可欠な付随科目以外は全く履修しないという学生の中でも珍しいスタンスをとってきた。



そして院生の2年次にあがり、経営理念を超専門的に研究しつつ、自社が蓄積してきた経験則である「焚火効果」の検証を行っている。

先行研究を軸に自分の理論を固めつつ、実際の顧客の合宿にて了承の上でデータを取得させてもらい、分析・研究をも積み重ねている。


これが本当に面白い。





これまでは、経験則で成功させてきた経験則である日本でも唯一と言える自社理論を、データをとって研究・理論化できることは、この上ない幸せである。


もちろん自分一人で研究するには限界があるが、組織論の第一人者でもある大学院教授の『野田稔』氏という心強い研究パートナー兼ビジネスパートナーがいる。この方にアドバイスをもらいながら、自社ビジネスの向上とクライアントへの貢献度合いを最大化しつつ、理論化までできるという幸せ!


すでに完成されているものを教える座学系の講師や研修担当は、それはそれでいい。しかし、座学の対極にある体験型学習という切り口で捉えると、体験からの個人の気付きを引き出すファシリテーションは正解がないだけでなく、その「体験」という方法論自体が、俗人的感覚知であることがほとんどであることが、競合調査でも分析できている。

その方法論の効果をデータをもとに研究されたプログラムを提供している企業など皆無に等しいのだ(あるとしたらR社くらいか)。ということは、確実な成果が出るかどうかは、参加者レベルと講師レベルの偶然の肌感覚に過ぎないと言える。誤解を恐れずに言うと、少なくとも、成功体験を出来る限り分析しロジックを構築し、可視化して方法論として分析をしながら累積経験を持たない限りは、「効果は運任せ」ということだ。



ともあれ、おそらくこれまで自社理論をずっと蓄積してきた暗黙知理論が形式知化され、一つの理論として学会などで開示し、論文として世の中に生を受けるのは、時間の問題 -半年後くらいだろう。



こんな風に仕事と研究ができ、顧客により素晴らしい効果を提供できるのは、本当に幸せに思う。


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プロフィール

TAK MARUYAMA

Author:TAK MARUYAMA
株式会社エバーブルー 代表取締役
日本焚火効果研究所 所長 / 焚火研究家

★明治大学大学院 経営学博士(Ph.D. )
★明治大学大学院 経営学修士(MBA) 

【ニューズウィーク日本語Web版 に掲載】
★クリック→「チャレンジング・イノベーター」

***

国内ベンチャーの人材派遣会社設立経験を経て、外資系IT企業の人材アウトソーシング事業の立ち上げと運営に従事。その後、組織変革を軸とした外資系人事戦略コンサルティング会社の組織改革コンサルタントを経て独立。

世界49カ国放浪や国内・外資系企業の現場で培った「ヒト」と「ソシキ」に関する本質的で敏感な人間力を活かし、アウトドアを使って経営陣と社員の体験型抜本的意識改革を行う。また成長型人事制度構築など人的資源管理のコンサルティングの両刀使いが特徴、「ハート:意識」と「ハード:仕組み」の両面から組織変革戦略を描き実施するユニークな事業を展開する。書籍「組織の起動スイッチ!」をはじめ、雑誌・新聞メディア露出多数。

日本焚火効果研究所を設立して代表理事に就任、焚火効果研究の第一人者。

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