FC2ブログ

焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
都内で焚火プログラム、始動。
某超大手商社の役員対象の焚火合宿、今年で3年目を迎えた。

自社が10年にわたって提供し続けている名物焚火プログラム 『 Dialog Around Fire 』 は基本的に雨天でも行うが、やはり晴れの方が気持ちいがいい。

一昨年は雨。 去年は雨。 やっと3回目のリベンジで快晴、風もなく11月の伊豆の山奥といえど過剰には寒くない好天に恵まれての開催である。

今春に進学した大学院博士過程での研究も重なることから、集団発達や凝集性変化と焚火の効果を絡めたデータ収集にも快諾頂き、合宿自体の評価も合せて非常に実り多く幕を下ろした。その分析結果は学会発表の事例としても好評で、これまで10年にわたり培ってきた焚火理論の理論的裏付けが進んでいる。




そして、さらに進展するきっかけが生まれた。

六甲山にて毎年マネジメント教育を担当させていただいている企業の人事トップから、大学機関において人材育成論を研究されている第一人者として名高い教授の紹介をされた。

東京大学の 中原淳 先生である。

焚火を使用した集団発達の研究と事業を行っている旨を伝えアポイントを試みると、「焚火好き」と自ら仰るだけあり、すぐに早朝8時からの対談が実現。焚火が持つ心理的効果を用いたコンサルティングや教育を企業の役員から内定者まで展開している実績や理論的背景、今後の展開などを説明した。

以前、中原先生はスノーピーク社 社長の山井さんとの対談の中で、スノーピーク社がユーザーと焚火を囲みながら本音のフィードバックをプロダクト企画に役立てていることを聞き、焚火と教育の可能性を感じていたらしい。そんな背景もあって、その場でコラボレーション企画がプロジェクト化が決定。


いわゆる堅物な国立大学の上から目線な教授風なところは1ミリもなく、旺盛な好奇心と素早い行動展開は起業家を感じさせるものすらある。久しぶりにワクワクする展開である。



こうして、中原先生率いる経営学習研究所との共催で、2015年2月6日金曜日に都内にて焚火プログラム開催が決定した。

『焚き火 de 組織開発 : 燃えさかる炎とリフレクティブ ダイアログ』 (笑)

題名とは反し、火遊びではなく焚火がもたらす教育効果がふんだんに盛り込まれたセミナー風な焚火セッション。肝は「リフレクティブ ダイアログ」、独自の集団発達理論と焚火効果を掛け合わた教育の振り返り手法である。


数千人におよぶ教育経験から確立された理論と、焚火を教育の重要なパーツとして戦略的に位置づけられた実体験セミナーを行うのは、世界で初めてウニを食べてみた人のように前代未聞かもしれない。しかも、大学教授とのコラボレーションで、企業の人事や人材開発に携わる人向けの真剣勝負。


ハードルはあがりっぱなしであるが、焚火が人にもたらす効果を研究する 『日本焚火効果研究所』 の正式設立にも関連するためヤリガイは十分。

2015年はどのような進展の1年になるのか楽しみである。

スポンサーサイト



焚火理論を学会で
今年4月から始まった大学院 博士後期課程。

修士課程とは異なり、多くの授業に出なければならない、ということは全くない。逆にいえば、自分のペースで研究を進めることができるという事でもある。

しかし、純粋培養の学生ならまだしも、社会人ドクターは仕事の忙しさを言い訳に?どうしても時間を割くことを怠ってしまう傾向にある(自分だけ?)。そんなことを思いつつ、やはり自分もなかなか進まない一人である。

そんな中、学会発表を進められたのが7月。その後ずーっとずーっとずーっとほったらかしで、真剣にレジュメを作り始めたのが10月下旬。あわてて教授とやり取りを進める・・・ その辺によく転がっている話。



仕事上、資料作りは得意なほうである。ワードにせよパワーポイントにせよ、そんなに悩まずサクサク進む。好みは別として、超大手コンサル会社で徹底的にミリの単位で完璧に作る世界にいたために、顧客からすると比較的わかりやすいらしい。

と思っていたら。

資料は作れても20分間という短時間の中で、資料と伝えるべきことのバランスがなかなか難しい。枚数を少なくして、トークでカバー、といっても学会発表には「お作法」というものがある。語るかは別としても資料は不可欠・・・。どれだけ削ってもトータルで25ページ。発表自体は20分間、その他質疑応答や準備を入れて30分が持ち時間。

自社で行っているセミナーやら講演ならかなり自由度はある。外資系育ちゆえ?に、外国人の発表者の多くに見られる、ポケットに手を突っ込む、マイクを持って歩きながら話す、机に片シリを乗せて座る・・・など自分にとっては自然のスタイル。

しかし学会、しかも初めての発表である。そんなことをしようものなら、発表内容どころか、そもそも学会をなめるな!とフロアから檄が飛んできそうである。資料や各資料におけるトーク配分だけでなく、姿勢や説明の仕方、動き、などなどハードルは次々に立ちはだかる難題は予想を超えていた。



仕事における講演とは異なる場にて、こういう機会があるのはとても刺激的である。

少なくとも無意識のポケット突っ込みだけは避けようと、右手にレーザーポインター、左手にマウスで資料めくり、と物理的に両手をつぶすアイデアを実行。あとは、何度も発表のロープレを行い、伝えるべきことと時間配分を身体で覚えさせる。

当日。

意外と始まれば楽なものだ。オーディエンスは多くなかったし、スイッチが入れば十分に乗ってくる実感も。

発表内容は、焚火を企業の集団発達の教育に用いてその効果を検証する、というもの。おそらく日本発、先行研究の理論と、10年間試みてきた実証実験結果を付帯させた内容構成に仕上げたため、会場からはどう反応したらよいかわからない風の反応も多少感じたのも事実。

でも愛嬌だと割り切りながら、自己満足風熱弁をふるってみた。


次の学会発表は1月にニュージーランドの大学との合同学術学会で、英語での発表になる。英語で自分の研究を語れるのか?それこそ、ポケットだろうがギャグを飛ばそうが発表スタイルはシックリだろうが、そもそも内容に語学が追いつくかが課題。


この冬休みは論文を書くことと、学会発表データの作成に終われることになるだろう。しかし、こうした積み重ねが、将来望むキャリアにつながるのだ。やるのもサボるのも自由。日々、鍛錬。
Designed by aykm.