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今年最後の学会、終了。

時は、師も激走する12月。しかもすでに後半戦。

通常では、自社が主事業としている領域は徐々にスローに入る。顧客の忘年会等への列席は別としても、中旬を過ぎるともうほとんど正月モードのようである。

のだが、今年はなんだか違う。いい意味で、毎日があっという間に過ぎていく。

最近、上場企業との取引が激増し、大型案件を抱えているせいだろうか。仕事というと、常に考えているか、資料を作り込んでいるか、議論しているかだ。その時間は、自分にとってはとても心地いいもので、「嗚呼、脳みそ使ってるなぁ」と感じる瞬間でもある。その充実感を存分に味わっているからもあるだろう。

それに加えて、年最後の学会発表が控えていた要因も大きいと思われる。。



ある週末。
ねずみの国の近くから多摩の山奥まで、片道2時間かけて向かう先は、僕の第一の母校、中央大学である。とはいっても、卒業してからぼちぼち20年が経過、大学名に触れるのは正月の箱根駅伝くらいである。逆に、ここ数年は母校は大学院生活を送っている明治大学の方がシックリくる。

その中央大学に、懐古的に向かったのではなく、学会発表会場だったからである。

昔は最寄駅の多摩動物公園駅から山の中を通り、「山火事注意」の看板を右手に見ながら登り、トンネルを越えて20分かけて通った。しかし今はモノレールが走っているため、駅を降りればそこは大学。

ザ★青春時代を思い起こしながら、構内を歩く。久しぶりに学食を楽しもう!なんて企んで昼食を食べずに向かったが、日曜日だからか、完全休業。日本を代表する4階建ての超巨大な学食のくせに…(T.T)



発表は、午後のセッションの一発目。

昨年の大会はアクセス抜群の都内、気持ちいい冬晴れだったが、オーディエンスは6名程度。今年は天気は微妙だし都内より3度ほど気温低い山奥だし…ということで、あまり人は集まっていないだろう。と思いきや。

各セッションの教室は小ぶりなサイズだが、結構な人数が聴講に訪れており今回は20名を超えている。とはいえ、オーディエンスが100名だろうと500人だろうと発表時は気にならない。それ以上に、フロアからの質問がどんな弾が飛んでくるかが分からないことの方がドキドキである。なぜなら、聴講者は大学の教授やら学生やらの「研究者」がメインゆえに、マニアックな質問や重箱の隅をつつくような疑問が投げかけられるからである。

さすがに昨年は学会発表自体が人生初めてで多少緊張したが、今年はすでに英語での発表を2本やったし、プレゼンテーション自体は得意なので、発表は20分間キッチリで終了。その後の緊張の質問タイム… 幸いなことに意地悪な質問はなかったが、回答しても回答しても手が挙がり続ける。結局もち時間をオーバーしても続くため、一度終了。次の発表者が終わったあとの休憩時間に持越しされた。

休憩時間にも複数の人と質疑応答。同時に名刺交換も出来るからありがたい。自己紹介もかねて話していると、そのうちの一人の先生から、「何か一緒に研究できたらいいね」というオファーをいただき、数日後のメールで年明けに打ち合わせすることに。


何が起こるかわからないものだ。

来年は仕事の面でも研究の面でも忙しい事がすでに予想される。というか、3月までは激務が続く。そして、もしかしたらキャリアの面でも大きな大きな変化があるかもしれない。


今週いっぱいまでガッツリ働いたら、つかの間の休息を楽しみたい。
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フローのおまじない

夏が静かに足元を通り過ぎ天が高くなるこの時期、今年は過去になく「学問の秋」であった。


いくら社会人大学院生とはいえ、さすがに博士課程2年目にして論文の一つも書いてないのはいただけない。比較的仕事も落ち着いていたこともあり、9月から10月いっぱいは論文三昧が続く。数十の海外文献を読み漁り、文章を考察し書いては消去しての延々とも思える時間を費やして、ようやく査読論文として掲載が決定。

続く11月は月の半分は焚火合宿で全国を飛び回り、師走は来年から関わる複数のチェンジマネジメントの大型コンサル案件と学会発表の準備で数百枚のパワーポイント資料作成と戦っている。

人前に立っているか、文章を書いているかの完全二極化した日々である。



一般的に、日本人は社会人になるとあまり勉強しなくなると言われている。

会社から指定された研修を受講するなどは多々あるだろうが、自己研鑽や自己啓発のために、自分の意思で自腹を切って資格や勉強をするのは以外とハードルが高いようだ。

まだスクールのような、その場所に行かなければならない環境なら良いが、疲れて仕事から帰ってきて、さらに机に向かうのは確かに強靭な意思が必要だろう。家族がいるとなると、その困難性はさらに上がる。いや、誘惑の多い一人暮らしも同様か。

その限界もとい意思の弱さを自認しているだけに、僕が29歳でビジネススクールに通いだした頃は、ファミレスが勉強の場(ゴメンナサイ)。そもそも一人暮らしの自宅には机という概念自体がなかったこともあり、当時のPCの活動限界である「2時間一発勝負」で夜な夜な通った。コッソリ電源を使って見つかり、怒られらことも頻発(本当にゴメンナサイ)。

本当に集中できるんだな、これが。



仲間は、よくそんな環境で勉強できるねという。
残念ながら、図書館のように静かな環境でないと…といった繊細な神経は持ち合わせていないため、ある意味ではどこでも集中できる。


僕は、集中は「意図」であるように思う。

最近、集中度合いを自分で客観視することが重要であると感じる。つまり、自分を心理状況をちゃんと認識できるか否か ー 何かに向かっていて、時々ふと「を?自分は集中できているな…」とか「まだノイズに気を取られてるな…」と客観的に認知すること、そしてその阻害要因の排除 ー が、チクセントミハイが述べるフロー状態へのシフト、もしくは維持だと考えるようになった。

見方を変えれば、それは、意図的にいかに早く自分をフロー状態にもっていくか、とも言える。フローの入り方は人それぞれだが、自分にしっくりくる入口を見つけてしまえば、それ以降は質のいい時間になる。

憶測になるが、イチローがバッターボックスに入ってバットを天に突き刺す仕草も、今年ブレイクの五郎丸のあのお祈りポーズも、自分が一点集中するフローのおまじないといえるだろう。

「意図してフロー状態に入る」、これが高品質な時間へのチケットかもしれない。

ま、言うほど簡単ではないのだが。

プロフィール

TAK MARUYAMA

Author:TAK MARUYAMA
株式会社エバーブルー 代表取締役
日本焚火効果研究所 所長 / 焚火研究家

★明治大学大学院 経営学博士(Ph.D. )
★明治大学大学院 経営学修士(MBA) 

【ニューズウィーク日本語Web版 に掲載】
★クリック→「チャレンジング・イノベーター」

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国内ベンチャーの人材派遣会社設立経験を経て、外資系IT企業の人材アウトソーシング事業の立ち上げと運営に従事。その後、組織変革を軸とした外資系人事戦略コンサルティング会社の組織改革コンサルタントを経て独立。

世界49カ国放浪や国内・外資系企業の現場で培った「ヒト」と「ソシキ」に関する本質的で敏感な人間力を活かし、アウトドアを使って経営陣と社員の体験型抜本的意識改革を行う。また成長型人事制度構築など人的資源管理のコンサルティングの両刀使いが特徴、「ハート:意識」と「ハード:仕組み」の両面から組織変革戦略を描き実施するユニークな事業を展開する。書籍「組織の起動スイッチ!」をはじめ、雑誌・新聞メディア露出多数。

日本焚火効果研究所を設立して代表理事に就任、焚火効果研究の第一人者。

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