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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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組織が変革する、片鱗。
ある地方都市の会議室。集まってきたのは30-40代の若手十数名。

「変革って言ったって、またどうせ張り子のトラでしょ・・」
この時は、そんな声が聞こえてきそうな、まだ彼らはノホホンとした顔つきで談笑しっぱなしだった。

投資会社あがりのキレッキレの社長に元に、別会社の社長としてのオファーがあったのは半年前。一部上場の時価総額数百億円の中堅企業は業績はここ数年微増傾向を維持して安定的な銘柄であるが、それは人的資源に起因するものではなく、ビジネスモデル自体がもたらす競争優位性の賜物だった。

一方で彼は、その背後に潜む組織的課題のにおいをかぎ取り、抜本的な変革をしないと会社が危機的状況に陥ることを感じ取ったという。また同時に、その課題を乗り越えれば、ビジネスモデルなら更なる拡大路線を展開できる可能性をも確信していた。



そんな折に、以前PMI(合併後の企業融合)プロジェクトでかかわった僕に「組織変革プロジェクト」の社外パートナーとして参画依頼があり、快諾後、数カ月間にわたり毎週のように変革プランを議論した。

今年1月からそのプロジェクトが正式にローンチし、ステークホルダー、マーケティング、ファイナンス、組織等の様々な調査と分析に走り周り、その結果を踏まえて、変革をリードする十数名の志士を選考しキックオフの場であった。

和やかなイントロから始め、その場は何でも言い合える環境と心理設定を整える。

ワークショップが進むにつれて、メンバーの表情が硬くなってきたのがわかる。極めつけは、定量と定性による組織分析結果を僕が説明した時だった。

あまりの惨状に愕然とするメンバー。それもそのはず。彼らのほとんどが一応部署やチームの責任者として現場を率いてきたはずなのに、ここまで不満が鬱積していたことはツユも知らず、単なる末端の感情論として流してきた「罪」が、グサグサと脳に、心に、突き刺さり始めたのだ。



そして、ポロリポロリと反省論がこぼれ始める。小さな声で。泣きそうなメンバーも。

それを見た新社長は、ニヤリ。彼もまた、過去の投資先企業の再生時に同じ景色を見てきたのだろう。

変革が失敗するほとんど原因が、促進するメンバーに徹底的な自責・自戒の念が根底にないことに起因することをわかっていない経営者やコンサルタントが多い。変革開始直後は、解決手法等は後回し、まずは革新メンバーの「自分が悪かった」という自責と反省に身を正すことから始まる。


まさに、その目的は6時間というワークショップで達成された。

かくして、変革チームに選ばれたメンバー全員の心に本気スイッチが押され、賽は投げられたのだった。これから、炎の変化期が始まる。


うまくいくかどうかは最後まで分からない。しかし、それを上手くいくように働きかけ、顧客が望む以上のアウトプットを出して社長から感謝されながらEXITする時の『達成感』はコンサルタント冥利に尽きるというものだ。

ハンズオン型の組織変革コンサルタントとして起業して11年目。この”変革”が動き出す瞬間のワクワク感はたまらない -まさに中毒… まさにこの仕事はやめられないのだ。

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