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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
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「名ばかり正社員」???


ある日のある新聞に非常にくだらないと言わざるを得ない記事を発見した。

若者向け労働調査などを行うどこかのNPOが調査した記事。

正社員の属性を2分類し、「定期昇給とボーナスの有無」で「中心的正社員」と「周辺的正社員」と区別。それによると、労働時間が60時間/週以上になる割合が後者が高い、給与が低いなどと聞き取り調査結果が書かれている。



しかし、である。

そもそも、定期昇給とボーナスの有無で正社員を2大別する時点でおかしい。

バカでもアホでも勤めていれば自然に“定期昇給”するなんて資本主義に反しているし、そういう制度そのものが企業力、ひいては国力をも低下させる。一方ボーナスなどなくても、年棒制でバリバリ働き企業の中心を担っている人は数え切れないほどいる。

つまり、調査の切り口そのものがおかしいとしか言いようがない。そんなものの有無で「中心的」だの「周辺的」だの名称を付けること自体、労働者を軽んじている。



とはいえ一方、その対象者に焦点を当てると、長時間労働を強いられたり、給与が低かったり簡単に解雇されるのは、中心的だろうが周辺だろうが条件はあまり変わらないはずだ。百歩譲って、昇給とボーナスがない労働者にそういう傾向があるとしても、その属性がそうなるのは当然である。

そういう労働環境に置かれる“労働者そのものが引き起こしている”からだ。


組織は実力がある人間を大切にする。実力は企業に有形無形問わず営利をもたらすから当然。それが株式会社たる所以だ。長時間労働や低賃金や突然解雇などは、逆にいえば営利をもたらさない非生産的な余剰人員に対する当然ともいえる対処である。

つまり、「労働者自身がそういう環境を自ら作っている」ということに帰結する。

働くことに関し、企業にとって魅力的でない人間になったのは、人のせいでも時代のせいでも何でもなく、市場価値をあげる努力も苦悩もせずにのうのうと生きてきた自分自身の結果なのだ。

それでもその記事によると、その就業環境から脱出するために転職に救いをもとめる、なんて書かれていたが、その人間が救われることは100%ない。なぜなら、そのまま転職をしても企業がほしがるような実力があるわけじゃないから。

それはその本人の「構造的な負のスパイラル」ともいえる。どこかでビジネスパーソンとしての市場価値を上げない限りは、現実からは抜け出せないのだ。


こういった問題を自分自身が作っている弱者をかばう無能なNPOそのものに非常に疑問を感じる。本来新聞の記事として、もしくはNPOの取材として、企業の「中心的」「周辺的」人員に対する処遇批判をする前に、働く人間自身に焦点を当てもっと警鐘を鳴らすべきではないだろうか。

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Comment
≪この記事へのコメント≫
私見です。
私はいつも下記のごとく考えている。

会社は、ステージ(舞台)であ。
お客様は、観客である。
監督は、社長である。
スタッフは、音響係り・照明係りである。
主役は、自分である。

主役が、すべてを決定づける。

どんなにいい舞台でも、主役がつまらないと舞台もつまらない。当然、観客からはお金をいただくことはできない。ましてや、音響係り・照明係りは、やる気がでない。

悪循環を自分で作っている。(ほとんどの人が他人のせいにしている)

いい役者は、すべてにシックスセンスを働かせて、だれからも支援される役者である。

2008/09/30(火) 18:34:22 | URL | 愛読者^^ #Ord0AlNY[ 編集]
企業責任と個人責任。
初めまして。

拙筆ながら、苦言を呈したいと思い書かせて頂きます。

あなたのおっしゃるとおり、実力のある者を組織は大切にする。これは利益至上主義の自由経済社会においては至極当然のことでしょう。

しかし、広い社会を見渡して下さい。
例えば、工場労働者。
工場がなければ、企業は商品を生産できず、利益を上げることはできません。
工場労働者達には実力の発揮する場などないのが当然。機械の部品のように企業利益のために汗水ながして働いているのです。
そこで、企業が上げた利益は当然のように経営陣または新商品を開発した有能な社員へ吸い上げられていくのです。
しかし、このような単純労働者達は常に雇用調整の対象となります。
その責任は経営陣であるかもしれないし、または為替変動による輸出不振など外部的要因かも知れません。
しかし、いずれにしても、世の中というのは、一部「有能」とされる経営者や社員のみで回っているのではありません。
「縁の下の力持ち」という決して数値では現れない働きアリたちのおかげで、この日本経済、社会はなりたっているのです。

『長時間労働や低賃金や突然解雇』は概して、こうした単純労働者の問題です。
『営利をもたらさない非生産的な余剰人員に対する当然ともいえる対処』という見識はあなたはすでに利益至上主義の経営者側からの見方に固まり始めているのではないでしょうか。

企業には利益追求だけではなく、社会的責任があるのです。そこには雇用・労働問題の多くの問題が存在します。自分さえ良ければという経済社会がどうなるかはアメリカの金融危機に対するウォール街、議会を見てもわかるでしょう。

社会的弱者、劣悪な雇用条件等は本人が『のうのうと生きてきた』からだけでの問題ではありません。

もちろんあなたのおっしゃるとおり、私は人間は選択する生き物、つまり環境を産み出しているのは自分であるという意見には同意する部分もあります。

しかし、選択する前に選択肢の問題があります。選択のできない者も社会には多く存在するのです。

そうしたことを踏まえ、あなたが広い見識を持った経営者となられることを願います。
2008/10/01(水) 18:08:53 | URL | 社会の屑 #HfMzn2gY[ 編集]
そうですよね。東電なら原発を壊してフクシマを放射能まみれにしてもボーナスが出るくらいに優秀な人たちばかりですもね。
2011/06/17(金) 15:24:31 | URL | #-[ 編集]
名ばかり正社員については経営者のモラルが低下してるとしか思えない
コツコツ頑張っていても黙っていたら搾取されるだけの世の中になってしまいました
正社員という言葉に縛られ、非正規雇用を管理し、サービス残業をし、どんどん疲弊して、その後どうなってしまうんでしょうか。何か報われるでしょうか。
2012/01/14(土) 10:17:59 | URL | あかり #4oIQwpgE[ 編集]
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