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焚火で組織を変える社長の日記

〜 代表取締役・焚火研究家・大学院生・父親・トライアスリート、そしてサーファーとして。
人が変わる、組織が変わる

350日ほど前に出会った九州にある50年の歴史を持つ老舗企業。

たまたま出張帰りの羽田空港で僕の本を手にしたことから出会った運命。


平均年齢は45歳を超える経営陣と初対面した時は、本当に歴史をも変える組織変革ができるのか面喰ったのをかすかに記憶している。

そして、現状組織の分析をし、社員一人ひとりのインタビューをするたびに、「東京から来たヘンカクシャ」風の冷ややかな視線を受けた。どの企業でも変革初期にあることだが、50年という歴史の重さは今まで組織変革に携わってきたベンチャー企業より痛いものであったこともなんとなく心に残っている。





しかし奥多摩での経営陣合宿でその懸念は稀有に終わる。落ち着いてはいるが誰よりも情熱を秘め、50年間続いてきた企業をさらによくしたいという希望と野心にあふれていたのだ。

数か月後、九州から遥々群馬まで社員全員が足を運び、理念の体感を通じた共有を行い、さらにそれをベースに理念を浸透させる自主運営チームを発足。

続いて採用も教育も理念を基軸に変革を続け、かつてないほどに経営陣が完全一枚岩化し、続くように急速に社員が一致団結を始めた。


それと同時に、突き進む未来が明確になり、共に歩む仲間の価値観が求められるとついていけずに脱落する者や路を違える者も出てきたのも事実。


しかし、変革の黄金律は「NO PAIN, NO CHANGE」である。

痛みがない変革は変化はないのだ。変わるということは痛みを生じるものなのだ。穏便に済ませようなどという都合のよい改革は存在しない。



先日、少しのメンバー変更はあったがその企業の納会に呼ばれた。
1年間を振り返り、経営陣から業績結果と総評と労いのスピーチがあった。


昨対売上高成長率 『110%』。


絶対数値的には驚くには値しないかもしれない。しかし、昨今の世界的大不況、史上最悪の不動産関連業界の破壊的打撃、そして東京と比べた九州という地域的な不況格差など諸々を加味すると、軒並み売上高ダウンや倒産が相次ぐ中での110%という成長率は驚異的だと言えよう。


社長のスピーチの中で最も印象的だったのが、「社員の変革への前向きな理解への感謝」という言葉。

この言葉は社員に響いたのではないだろうか。

経営陣を軸としてDNAである理念を再構築し、社員に浸透・理解・行動化させて組織V字回復のきっかけを作り、昨年9月以降の加速的な経済悪化をもろともせずに成長し続ける組織。そして全員でなくとも変革を前向きにとらえて微力ながらも協力しようとする社員の気持ち。

まさにラーニングオーガニゼーションといえよう。心から拍手を送りたい。


不況の大波はまだまだ続き、変革も半分ほどまで進んだに過ぎない。しかし、この組織なら着々と余力を積み上げ、間違いなく来たる時期に爆発的成長を遂げるだろう。


それまでは『少社多魂』の精神を忘れずに共に笑い泣き怒り悲しむ苦楽を味わい、一心同体の気持ちでサポートしていこう…と誓った九州の梅雨空である。






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