2011/03/14
こういう時だからこそ
大きすぎる爪痕を残した東北関東大地震。地震当日、部下から勧められて初めてツイッターというものを使った。
中にはデマ・偽情報・事実論ではない主観も多く惑わされたのもまた事実だが、リアルタイムに様々な詳細情報が入るのは確かに便利だ -今さらながら。
その中でも自分が住む浦安は都心とはいえかなり被災したとの情報が飛び交う。それを確認すべく街に出る。
すると新浦安方面は液状化が激しく、墳砂をはじめ隆起・陥没が随所に見られる。地上1.5mの高さまで飛び出たマンホール、地面一帯が40cmほど陥没し生まれた段差、2mほど埋まった電信柱。。。
そこに見たのは「都心の密かな被災地」だった。
◆
被害状況の散策から帰宅し、何かできることがないかと教えてもらったばかりのツイッターを見ると、市内のボランティアを募集しているとのこと。すぐに向かい、登録を済ませて援助に向かう。
僕はリーダーに任命され割り当てられたチームは6名で墳砂で埋もれた家庭のサポート。メンバーの多くが20代で、中には板橋からスコップを片手にボランティアに来た女性までいる。
全員で協力してカーポートや家の前全体に溜まりに溜まった砂を全員で掻き出し、車を使えるようにすることが第一任務。それぞれが勝手に動くのではなく、何をどのような順序で誰が担当するかを決めて作業を進める。まさにそれは企業のプロジェクトマネジメントと同じ感覚。
ボランティアチームと住民が一つになって助け合う -数時間後、車を出せた時は喜声とともにハイタッチで喜ぶ。
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なんだかとても充実した時間。
ボランティアをしている、とかいう感覚は全くなく、そこに集まった人全員で協力し合って困難を乗り切る-その一体感がとても心地いい。
しかも最近の若者は…といわれることが多いし僕自身も草食化を懸念したりするが、その若者がボランティアの多数を占めていたのも事実。日本も捨てたものではないなぁとシミジミ感じた時間。
いつもは仕事ばかりでこういった活動や人々と触れ合うことがなかなかないが、企業が社会の為に存在するなら、同様に個人としても地域に貢献する気持ちを忘れてはならないのだ。
被災した日本各地が1日も早く復旧することを願ってやまない。
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