FC2ブログ

ウンメーノデアイとは?

出会い。

それは人に限ったことではない。モノとの出会いもある。

単なる一過性の出会いかもしれないし、長年続くいわゆる運命の出会いかもしれない。よく「ビビッときた」とか「インスピレーションを感じた」という出会いもあるだろうが、僕は、「中長期的にとらえ結果的に人生に影響した出会い」だと認識されるものが、『ウンメイの出会い』だと思う。

その対象であるヒトやモノとの初接点の多くは偶然であろう。探し求めていて見つかるものもあれば、天災のようにたまたま関係性が生じるものもある。いづれにせよ、その段階では運命とは言わないだろう。

その初接点から任意の時間が経過し、その接点を振り返った時に、自分自身に多大なる影響を与えた、もしくは与え続けているものが結果的に「ウンメイ」になるのではないかと感じる。



現在の5本目の9.2フィート(280cm)のサーフボードに乗って9年。

海に入る頻度は激減しながらも大切に乗ってきたが、どうも波を捉える瞬間がもたつく。フィジカルな理由もあるだろうが、もう少しイージーなボードに乗り換えたいと思い、探し始めて半年。

***
・レングス:9.3フィート
・ノーズ:ナロー&アップレールのラウンドノーズ
・テール:テーパード・ラウンドスクエア
・レール:ボキシー 50/50レール
・ボトム:超深ノーズコンケイブ~フラット~ラウンドボトム
・ロッカー:ノーズ:ロー / テール:ミドルのキック
・ブランクス:クラークフォーム・レッドウッドストリンガー+フィンパッチ
・クロス:6オンス
・フィン:シングルボックス
***

・・・なんのこっちゃ。宇宙語が並んでいるようだが、ようやくミツケタ、望むスペックだった。

運命のボード(波乗りでは“マジックボード”)かどうかは、数年乗り続けてみない限り、この時点では全く分からない。



湘南でそのボードをピックアップして、そのまま、よく行くポイントに立ち寄る。

風はなく、気温もそんなに低くない。冬の低い太陽がその日最後の黄金色の光を投げかけ、静かな湾を金色の野に変える。小さいがきれいなウネリが沖から緩やかにラインナップし、数少ないサーファーが戯れている。愛犬と一緒に砂浜を散歩しながら、波乗りという風景に溶け込む至福な時間。フと、自分の波乗りのルーツを思い出す。

とにかくカッコいいから、と悪友に誘われ、男の下心満載の夏の趣味を始めたのが1994年の夏。
いつしかブギー→ショート→ミドル→ロングとボードの長さが増え、9フィート(273cm)以上のロングボードというカテゴリに落ち着いてから16年。

下心による波乗りとの接点が、人生における息の長い趣味になっている。しかも、年数がたつにつれ、今やもう単なる趣味の域ではない。うまくなりたいという想いは加齢と共に減衰し、逆に気持ちをリセットしたり、日々を内省したり、時には何か腹を決める時に自分と会話するなど「心を洗う」場としての位置づけが強い。


この観点から捉えるならば、きっとサーフィンとは『運命の出会い』といえる、かもしれない。


そんなきっかけを作ってくれた悪友を懐かしみつつ、出会いがもたらす人生に不思議さを感じた、ある週末である。


スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

TAK MARUYAMA

Author:TAK MARUYAMA
株式会社エバーブルー 代表取締役
日本焚火効果研究所 所長 / 焚火研究家

★明治大学大学院 経営学博士(Ph.D. )
★明治大学大学院 経営学修士(MBA) 

【ニューズウィーク日本語Web版 に掲載】
★クリック→「チャレンジング・イノベーター」

***

国内ベンチャーの人材派遣会社設立経験を経て、外資系IT企業の人材アウトソーシング事業の立ち上げと運営に従事。その後、組織変革を軸とした外資系人事戦略コンサルティング会社の組織改革コンサルタントを経て独立。

世界49カ国放浪や国内・外資系企業の現場で培った「ヒト」と「ソシキ」に関する本質的で敏感な人間力を活かし、アウトドアを使って経営陣と社員の体験型抜本的意識改革を行う。また成長型人事制度構築など人的資源管理のコンサルティングの両刀使いが特徴、「ハート:意識」と「ハード:仕組み」の両面から組織変革戦略を描き実施するユニークな事業を展開する。書籍「組織の起動スイッチ!」をはじめ、雑誌・新聞メディア露出多数。

日本焚火効果研究所を設立して代表理事に就任、焚火効果研究の第一人者。

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索